第三百二十五話 総帥さんのお言葉その十
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「日本は負けたけれど今もね」
「存在しているのね」
「そうだしね」
「凄い方だったのね」
「明治帝も凄かったけれど」
この方も非常に偉大だった。
「昭和帝もね」
「凄くて」
「偉大でね」
「お会いしたら」
「もう完全に気圧されて」
そうしてだ。
「言葉もないだろうね」
「あの方の場合は」
「お話聞いたら凄く温和な方だったらしいけれど」
「それで気さくでもあられたのよね」
「そうみたいだね」
決して厳めしい方ではなかったらしい。
「公平でね」
「そうした方で」
「お話もしにくいとかはね」
「なくて」
「そうした面では気圧されないけれど」
「持っておられるものが」
「全く違うから」
本当にそれが為にだ。
「そうなるよ」
「そうした方なのね」
「うん、というかね」
「というか?」
「そうした方が日本の国家元首なんてね」
このことを思うとだ。
「凄いものがあるね」
「奇跡みたいなことよね」
「歴史が違うから」
日本の皇室のそれはだ。
「普通に歴史がはじまったら存在しているからね」
「ええ、古墳時代にはね」
「仁徳天皇陵みたいなのがあって」
「それ以前からよね」
「存在しておられるから」
弥生時代にはだ。
「やっぱりね」
「凄いお家ね」
「源氏物語は皇室のお話でもあるけれど」
そもそも源氏の君が帝の次男さんだ、そして源氏の君のお兄さんも甥御さんもそして実は子供さんも帝になられている。
「その頃存在している王室とか世界にはね」
「ないわね」
「イギリスもね」
王国であることが有名な国だけれどだ。
「一応血はつながっていても」
「別系統の王家よね」
「今の王室はドイツ系だからね」
ハノーヴァー家からきていてだ。
「当時のイギリス王家の親戚で」
「遠い親戚よね」
「その人を招いてだから」
「直系じゃないわね」
「エリザベス一世はテューダー朝でね」
「その前がややこしいのよね」
「薔薇戦争で揉めて」
この戦争が滅茶苦茶ややこしかった、血筋的に。
「それでね」
「テューダー朝になって」
「スコットランドの王様がイングランド王になって」
スチュアート朝である。
「その後でね」
「革命あってね」
「オランダの方から来て」
名誉革命の後でだ。
「それで今度はね」
「ドイツからよね」
「そうなってるから」
「色々ややこしいわね」
「血はつながっていても」
何かシェークスピアのリチャード三世のDNAを調べたら怪しいらしいがもうこう言うと余計にわからなくなる。
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