第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その十二
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「絶対に終わるからな」
「だからですね」
「その時まで、ですね」
「戦ってやるってな」
その様にというのだ。
「思ってくれよ」
「それがスサノオとの戦いなのね」
「続けていってくれよ」
「わかりました」
「そう思う様だったら休むんだ」
そうしろとだ、松倉はこうも話した。
「いいな」
「何時終わると思う様なら」
「ああ、食って寝てな」
そうしてというのだ。
「気分転換してな」
「そうしてですね」
「休むんだ」
そうしろというのだ。
「いいな」
「わかりました」
「そういうことでな」
「じゃあ今は食べましょう」
「そうね」
寧海と平海は二人でお握りを食べていた。
「美味しいし」
「いい気分転換になるわ」
「お握りも美味しいわ」
ヨークタウンも食べて言う。
「手頃で中に色々具も入っていて」
「具も味わいがあるんですよね」
不知火もお握りを食べつつ言った。
「それぞれ」
「梅干しも昆布もいりこも」
「昆布もですよね」
「それでかなり」
食べてみると、というのだ。
「食べられるわ」
「そうですね」
「サンドイッチもいいけれど」
「お握りもですね」
「よくて」
それでというのだ。
「満足出来るわ」
「それは何よりです」
不知火はヨークタウンの言葉に笑顔で応えた。
「それでは」
「もっとなのね」
「食べましょう」
「そうね、食べてね」
ヨークタウンも笑顔で応えた。
「そのうえで」
「よく休んで」
「また戦えばいいから」
「レーションもある」
日向は今はロイヤルのそれを口にしている。
「味はどうにもだが」
「そんなにですか」
「はっきり言うとな」
日向は困った顔になったユニコーンに答えた。
「口に合わない」
「そうですか」
「他の国のレーションよりもな」
「どうもロイヤルのレーションは評判が悪いですね」
「あの、あえて言うけれど」
みのりもロイヤルのレーションを食べて言った。
「ビスケットとオートミールだけっていうのは」
「駄目ですか」
「バリエーションもないし」
味のそれがというのだ。
「栄養バランスもね」
「悪いですか」
「ええ、これはね」
「では改善が必要ですか」
「そう思うわ」
実際にという返事だった。
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