第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その十
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「けれど」
「今は悲観せずに」
「そうした戦っていくこと」
「そうしたら勝てるわね」
「そう、私達全員で戦えば」
綾波はこうも言った。
「きっと勝てるし」
「ここは悲観しないで」
「そうして戦おう」
「そうね、私達は戦えているし」
それでとだ、ここで翔鶴は言った。
「このままね」
「戦っていこう」
「敵の数決して多くない」
この言葉はラフィーが出した。
「相手に出来るだけ」
「それなら」
「そう、これで諦めたら」
勝てない、そう思うことはというのだ。
「自分に負けること」
「私も自分には負けなくないわ」
「そう思うなら」
「尚更なのね」
「そうしていくこと」
戦い続けることだというのだ。
「一緒にそうしていこう」
「それなら」
翔鶴は頷きそうしてだった。
早速艦載機を出した、そのうえでまた敵を倒していった。そこに瑞鶴が戻ってきて姉に対してこう言ってきた。
「姉さんが前向きなら」
「それならなのね」
「私も百人力よ」
「そうなのね」
「姉さんも赤城さんや加賀さんと同じだけ戦えるからね」
それだけの力があるというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「そう、本当に有り難いわ」
こう姉に言うのだった。
「本当に」
「それならいいけれど」
「だからね」
「これからもなのね」
「戦っていきましょう」
「わかったわ、私も重桜の航空母艦」
翔鶴は誇りを以て言った。
「その誇りはあるわ」
「だからよね」
「立派に戦うわ」
「そして勝つわね」
「そうするから」
それでというのだ。
「一緒に戦ってくれるかしら」
「勿論よ、姉妹なのよ」
それでとだ、瑞鶴は翔鶴に述べた。
「それならよ」
「そうね、ではね」
「戦いましょう」
こう話してそうしてだった。
二人は戦っていった、仲間達と共に。
戦局が夜になると長門はこう言った。
「夜戦だ、しかしだ」
「ええ、夜戦の訓練もしてきたわ」
クイーン=エリザベスは長門の横で応えた、海では二隻の戦艦が並んでそのうえで攻撃を行っている。
「だからね」
「やれるわね」
「十分よ、夜戦はあんた達だけれど」
重桜の得意分野だがというのだ。
「私達だってやれるわ」
「そう、訓練は嘘を吐かない」
長門はこうも言った。
「だからこそ」
「ええ、戦いましょう」
「これからも」
「グロンギは夜も昼も変わらないですね」
高雄はこう言ってきた。
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