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IS-H-02
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、世界を敵に回してでも俺の日常を守るために。

 その為には必要なのだ。兵器が、それを使用する技量が、それらを作り上げる部品が、それらを俺が手に入れるための時間が。


「箒さん」

「何? いっくん」

「お願いがあります――」


 目の前にはあれを作り上げ実用可能な状態にまで持って行った天才がいる。彼女の力を借りれば多少の時間の短縮が可能だと判断した俺は、彼女の力を借りるために動いた。

 この世界に俺としての兵器をくみ上げるために。

 全ては俺の世界(にちじょう)の為に。
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