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「ねぇ プチ どう思った? あの人」
「どうって すずりちゃん 気にいったんだろう」
「うーん そうかな 優しそうだし、なんか、頼れそうだよね」
「付き合ってみれば 気楽にね」
「そんな まだ、付き合うなんて、言われてないわよ」
「いや あれは・・言われるよ きっと 相当すずりちゃんに気がある」
「ても 良く、知らない人だし・・」
「だから 付き合ってみればって言ってんだよ 本当に、固い娘だよ 少しは、冒険しろよ 俺が付いているよ」
「そうだね でもね 私 石積さんのことも気になってんだよー そんなで、良いのかなって それにね 私 最近、感じるのよ プチって、半分、私の彼氏みたいだなって」
「すずりちゃん! やっぱー おかしいな しっかり、しろよー 俺は、猫の精霊だよ 俺が、すずりちゃんに恋するのは、良いんだけど すずりちゃんは、変な気になるなよー」
「そーだね ただ、いつも一緒だし、見守ってくれているから プチだけだよー 私の裸見たのー」
「いゃ もう、見ないようにしてるって 胸も小さいしー」
「プチ しばらく、お肉、おあずけね」と、言いながら朝までチッチ(プチ)と一緒に寝てしまった。
クリスマスが近づいて、お父さん宛にビストロ美浜からポストカードが届いていた。クリスマス謝恩ディナーで6時、9時の予約制とあった。
「お父さん コレ行くの?」と、聞いてみた
「いや 行く気ない 騒々しいのは好きじゃないし そんなのは、若い人だけだろう すずり行きたいのか?」
「別に― そういう訳じゃぁ せっかくだからって思ってー」
「会いたいんだったら なずなちゃんでも、誘えば 同じ卒業生なんだから きっと彼もよろこぶよ」
「会いたいって・・そんなんじゃぁ」
お父さんは、微笑みながら、TV見てた。
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