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のお知り合いでしか」
「あぁ うちの娘だよ」
「あっ そうなんですか すごく美人なお嬢様ですね」
「そうか ありがとう 君達は同じ中学じゃぁないのかなー あっ 僕には、ビールとレンコ鯛のオイル漬けをくれよ」
早速、オーナーはビールとお料理を出しながら
「髪の毛を切られたみたいで、最初、ちょっと躊躇しましたが、実は 僕は、お顔を知っていました。3年の時、かわいい女の子が1年にいるのを もっとも、お嬢様のほうは、僕のことなんか、知らないでしょうが・・」
「あー もしかして 石積先輩ですかー 思いだした! 恰好よくて、女の子に人気あったんですよー」
「そーですか 実は、僕は、あなたを時々見かけていました。中学卒業した後も、同じ高校で会えると思っていたら、あなたは紺のセーラー服で別の高校でした。僕等と違って、優秀な学校だし、話しかける機会も無かったしね。でも、僕は調理学校に行ったんですけど、電車の中でも、時々、あなたを見かけました。ストーカーじゃぁないですよ」
「あっ あの時、自転車 困っていた私を 直してくれたの あなたなんですねー」
「そうだよ 困っている様子だったからね 何かが、絡まっていただけなんだけどね」
「あー ごめんなさい あの時、ちゃんとお礼も言えないで・・ なんにも、言わないで、黙って、あなた去って行ったから あの時、助かりました」
「あの時は、緊張していたし、ずーと気になっていた人だったから、恥ずかしくて、何に言えずに、さっさと逃げ出したんだね あれから、会えることが無くなって、後悔しましたよ 店に入って来られた時は、夢かと思いましたよ」と、笑っていた。
私も「そんなー」と、恥ずかしくなって、下を向いていた。お父さんが
「そうか 君達は、そんな間柄なのかー そりゃぁ良かった。 修一君 すずりは、まだ、誰とも付き合っていないみたいだょ 今のうちだょ」
「お父さん そんなー、なんてことを、品物みたいにー 何で、知ってるの このお店」
「あぁ 何回か来ているよ あそこの酒屋の親父と昔から仲良いからな 息子が店をオープンするから寄ってくれって言うんでな」
「そうなの 初めてか思ってた こんなとこで浮気してたんだ ねぇ お父さん もう一杯ビールいただいて良い? 酔っぱらうかも オーナーも良いかな?」
「あぁ 今日は、お母さんも居ないし、叱られないだろう 修一君 頼む あと、牛タン焼いてくれ 塩で」
私、少し、酔ったみたい。出る時、立ち上がるとよろけてしまって、お父さんに掴まっていた。
「車で、送りましょうか? もう、店は閉めますから」とオーナーが言ってくれた。
「大丈夫だ 娘とこうやって、歩けるのも、嬉しいもんだよ
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