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取りに行って継いだ。
「おい お母さん チッチがカボチャも肉も食べたぞー」と、お父さんは報告していた。
「あらっ そう チッチ よかったわねぇー おいしかった?」と、そんなに気に留めている様子はない返事だったが、プチ(チッチ)は、その時「フニャー」と返したものだから、お母さんは、言葉もなく、じーっと見つめていた。
お母さんが、食べていると、プチが足元に寄ってきていた。お母さんが、お肉を小さく切って、手の平に乗せて差し出すと、それを喜んで食べだした。
「あらっ 今日はどうしたの めずらしいわね そんなことは、無かったのに―」
「プチ さっきも食べたし、食べ過ぎよー お風呂入るわよー」と私が、言うと、後をついてきた。
「あなた なんか おかしくない? 見た?」
「何を」
「だってさー チッチがー お肉食べたことあったー? それも、私の手からよー」
「うーん 食べたくなったんじゃぁないのかなー 最近、すずりに懐いているからなぁー」
「だってさー さっきも、すずりがプチって言ったら、付いて行ったのよー あれって チッチじゃぁなくて、プチなんじゃぁない? すずりだって、最近、おかしくない?」
「そんな訳ないじゃぁないか 思い過ごしだよ たぶん」
「お母さん チッチ 洗ったから、お願い 乾かしてあげてー」と、チッチを洗面所からタオルをかぶせたまま追い出した。お母さんが、抱き上げて、リビングに戻って行った。
「お前 チッチなのー プチなのー」と言っていたのが、聞こえてきた。プチは、私の中に居る。
「プチ 本当に、食いしん坊ね いっぱい、お肉食べたんじゃぁ無い」
「ひさしぶりだったからな 今日のは、柔らかいし、おいしかった」
「ちょっと 猫のわりには、ぜいたくなんじゃぁない? あっ ごめんね、君は、猫じゃぁないよね」
「まぁ 普通じゃぁないかな すずりちゃん、髪の毛切ったから、洗うの 直ぐにすむから、いいよ 前は、長いから、時間かかって 俺は、待っていて、のぼせそうになっていたから」
「そう ごめんね 私と共同体だから、我慢しなきゃーね 私の、裸を見たの、あなただけなんだから」
私が、お風呂から出て行くと、お母さんが
「すずり 聞いてよー チッチたら 身体、拭いてあげているのに、シャーって怒るのよ さっきは、お肉あげたら、喜んでいたくせにー 可愛げないわねー この子は」
「ごめんなさい お母さん こいつは、俺の弟なんだけど、猫のランクは最低なんだ」と、プチが・・
「今 なんか 聞こえなかった?」とお母さんが
「うぅーん なんにも・・」と、誤魔化した。お父さんは、外で片付けしていたから、聞こえてないだろう。
「もう プチったら あ
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