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美少女超人キン肉マンルージュ
第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(1)
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ルプペはバカにするように、リング上をふわふわと飛んでいる。

「あんたらのジョーシキにのっかてさー、セーセードードーたたかってやるよー、このボクがじきじきにさー……とはいえ、カンゼンにのびちゃってるしなー、キンニクマンルージュ。どうしよっかなー」

 ノワールプペは、がばぁと大口を開いた。

「やっぱ、くっちゃおー!」

「30分後ですぅ!」

 キン肉マンルージュを喰らおうとするノワールプペに、ミーノは叫び上げた。

「30分後に、ゴングですぅ! 試合開始ですぅ!」

 ミーノは真っ直ぐに、ノワールプペを見つめる。

「ふーん、まあいいかー。じゃあ、30ぷんごに、このリングであッそぼーねーッ! まーッてーッるよーッ!」

 そう言ってノワールプペは、リングの上にちょこんと座った。その姿は、まるで普通の人形のようである。
 ミーノはキン肉マンルージュを担ぎながら、猛ダッシュする。そしてミーノの後を、マリは追って走った。

「ミーノちゃん? そっちは医務室じゃないわよ?」

「いいのですぅ、こっちで大丈夫なのですぅ」

 ミーノが向かった先には、グレート・ザ・屍豪鬼戦で使った控え室があった。

「ここ? ここは控え室よ? ミーノちゃん」

「いいのですぅ、ここで大丈夫なのですぅ」

 ミーノはキン肉マンルージュを持ち上げたまま、器用に扉を開けて、中へと入る。
 控え室の中は、試合前と変わらず、同じであった。部屋の真ん中にはテーブルが置かれ、奥にはコスプレ衣装があり、更に奥には大きな姿見のある更衣室がある。
 ミーノは担いでいるキン肉マンルージュを、テーブル上に置いた。

「まずはキン肉マンルージュ様を、起こさないとですぅ」

 そう言ってミーノは、ブラの中に手を突っ込み、ブラの中をごそごそと探る。そして、ピンク色の小瓶を取り出した。

「シュラスコ忍法、おはようの時間ですぅの術! ですぅ!」

 ミーノは小瓶のふたを開けると、素早くキン肉マンルージュの鼻の下に小瓶をかざした。

「にゃ! ぎにゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!! うにゅーん」

 気を失っていたキン肉マンルージュは、目を見開いて飛び起きた。
 ミーノは素早く小瓶のふたを閉じ、ブラの中へと戻した。

「なになになになになになになになに!? 何事?! なんだか今、大小様々な花が咲き乱れているジャングルの中で、巨大な食虫植物の大群に襲われたような気がしたんだけど!」

 キン肉マンルージュは顔を左右に振りながら、目をぱちくりさせている。

「気がついて、よかったのですぅ!」

 ミーノは目をうるうるさせながら、心配そうにキン肉マンルージュを見つめている。
 そんなミーノの背後から、マリ
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