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美少女超人キン肉マンルージュ
第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(1)
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ひゃうッ」

 いきなりのことで、キン肉マンルージュは反応することが出来なかった。キン肉マンルージュの数センチ前には、鈍く黒光りする、ノワールプペの真っ黒い顔がある。

「でもね! でもね、でもね! ボクはね、ちがうんだよ! プペプペプペプペプペッ! ボクはね! デヴィルジュエルのチカラを、100パーセントひきだせるんだよ! すごいでしょ! ほめて! ほめてほめて! たくさんほめてくれたらね! ボクね! うれしくて! うれしくッて! おまえをグッチャングッチャンに、こわしちゃうんだからね!」

 キン肉マンルージュの目の前で、ノワールプペは、げらげらと、声高らかに笑い上げた。そして歪みきった顔を、キン肉マンルージュに押し付けるように、ぐいぐいと近づける。

「プペプペプペプペプペッ! おまえをころしたらね! ボク、あのおカタにね、ほめてもらうんだ! たくさんたくさん、かわいがってもらうんだ! わーい、わーい! ほめてもらおう! かわいがってもらおう! プペプペプペプペプペッ! ボク、すっごいコウフンしてきちゃったよおおぉぉ!」

 ノワールプペは、にたりと笑い、口を大きく開いた。それを見たキン肉マンルージュは、とっさに、後ろに向かって飛び上がった。
 次の瞬間、ノワールプペの口から、大量のデヴィルディスペアが吐き出された。そして、ノワールプペは、再びデヴィルディスペアに包み込まれる。

「プペプペプペプペプペッ! さあてモンダイだよー。ボクはいったい、ダレにヘンシンするでしょー」

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