第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(1)
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ながら、何かを探している。
「あ、あったあったー」
ずるりとノワールプペの胸から出てきたのは、真っ黒に輝く悪魔の形をした宝石であった。
「あ、あれは……デヴィルジュエルなのですぅ! ノワールプペは……能力の上書きを行うつもりなのですぅ!」
憂い顔でデヴィルジュエルを見つめるミーノに、ノワールプペは顔を向ける。
「プペプペプペプペプペッ! さあてモンダイだよー。ボクはいったい、ダレにヘンシンするでしょー」
そう言ってノワールプペはデヴィルジュエルを真上に投げ、大きく口を開ける。そして、ばくんと、デヴィルジュエルを食った。
「デヴィルフォーゼッ!」
“ぶわわああぁぁああぁぁわわわわわぁぁぁッ”
ノワールプペの口の中から、真っ黒な煙状の気体、デヴィルディスペアが溢れだした。口から吐き出されていくデヴィルディスペアは、ノワールプペの身体を包み込んでいく。
「プペプペプペプペプペッ! そうだ、ボクがヘンシンするまでのあいだ、おもしろいハナシをしてあげるよー」
全身を、デヴィルディスペアという名の暗雲に包み込まれたノワールプペは、笑いながら話し出す。
「おまえがさー、たおしたさー、グレート・ザ・シゴキはさー、d.M.pにいたチョージンのナカでさー、ゆいいつ、デヴィルジュエルがつかえたチョージンだったんだよー」
ノワールプペの声に反応するかのように、デヴィルディスペアがゆらゆらと揺れている。
「すこしまえにねー、d.M.pのイキノコリをあつめてねー、デヴィルジュエルのジッケンをしたんだー。そしたらねー、みーんな、みんながみーんな、しんじゃってさー」
ノワールプペは、まるで楽しい話をしているかのように、笑みを浮かべて話している。
「デヴィルジュエルをつかいこなすにはさー、それソウオウのジツリョクがヒツヨウなんだよねー。グレート・ザ・シゴキはさー、d.M.pのメイキングチョージンだったからか、それなりにチシキもジツリョクもケイケンもあったんだよねー。それでも、グレート・ザ・シゴキってばさー、デヴィルジュエルをつかうことはできたけど、つかいこなすことは、できなかったんだよねー」
ノワールプペは悪戯っぽく、クスクスと笑った。
「そうだなー、グレート・ザ・シゴキはさー、せいぜい、デヴィルジュエルの60パーセントか、よくて70パーセントくらいのチカラしか、ひきだせてなかったなー。だからさー、おまえみたいなションベンガキチョージンでもさー、たおせちゃったってワケ、グレート・ザ・シゴキはー……でもね!」
突然、デヴィルディスペアから、ノワールプペが飛び出してきた。ノワープペはキン肉マンルージュに突進し、キン肉マンルージュの目の前でピタリと止まった。
「
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