暁 〜小説投稿サイト〜
美少女超人キン肉マンルージュ
第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(1)
[16/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ながら、何かを探している。

「あ、あったあったー」

 ずるりとノワールプペの胸から出てきたのは、真っ黒に輝く悪魔の形をした宝石であった。

「あ、あれは……デヴィルジュエルなのですぅ! ノワールプペは……能力の上書きを行うつもりなのですぅ!」

 憂い顔でデヴィルジュエルを見つめるミーノに、ノワールプペは顔を向ける。

「プペプペプペプペプペッ! さあてモンダイだよー。ボクはいったい、ダレにヘンシンするでしょー」

 そう言ってノワールプペはデヴィルジュエルを真上に投げ、大きく口を開ける。そして、ばくんと、デヴィルジュエルを食った。

「デヴィルフォーゼッ!」

“ぶわわああぁぁああぁぁわわわわわぁぁぁッ”

 ノワールプペの口の中から、真っ黒な煙状の気体、デヴィルディスペアが溢れだした。口から吐き出されていくデヴィルディスペアは、ノワールプペの身体を包み込んでいく。

「プペプペプペプペプペッ! そうだ、ボクがヘンシンするまでのあいだ、おもしろいハナシをしてあげるよー」

 全身を、デヴィルディスペアという名の暗雲に包み込まれたノワールプペは、笑いながら話し出す。

「おまえがさー、たおしたさー、グレート・ザ・シゴキはさー、d.M.pにいたチョージンのナカでさー、ゆいいつ、デヴィルジュエルがつかえたチョージンだったんだよー」

 ノワールプペの声に反応するかのように、デヴィルディスペアがゆらゆらと揺れている。

「すこしまえにねー、d.M.pのイキノコリをあつめてねー、デヴィルジュエルのジッケンをしたんだー。そしたらねー、みーんな、みんながみーんな、しんじゃってさー」

 ノワールプペは、まるで楽しい話をしているかのように、笑みを浮かべて話している。

「デヴィルジュエルをつかいこなすにはさー、それソウオウのジツリョクがヒツヨウなんだよねー。グレート・ザ・シゴキはさー、d.M.pのメイキングチョージンだったからか、それなりにチシキもジツリョクもケイケンもあったんだよねー。それでも、グレート・ザ・シゴキってばさー、デヴィルジュエルをつかうことはできたけど、つかいこなすことは、できなかったんだよねー」

 ノワールプペは悪戯っぽく、クスクスと笑った。

「そうだなー、グレート・ザ・シゴキはさー、せいぜい、デヴィルジュエルの60パーセントか、よくて70パーセントくらいのチカラしか、ひきだせてなかったなー。だからさー、おまえみたいなションベンガキチョージンでもさー、たおせちゃったってワケ、グレート・ザ・シゴキはー……でもね!」

 突然、デヴィルディスペアから、ノワールプペが飛び出してきた。ノワープペはキン肉マンルージュに突進し、キン肉マンルージュの目の前でピタリと止まった。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ