第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その六
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「誰が休んでもね」
「十分に食べて飲んでもらって」
ひかりも言った。
「そうしてね」
「休めるにゃ」
「寝ることも」
これもというのだ。
「寝袋は人数分あるから」
「本当に用意がいいにゃ」
「そうであってこそだから」
「満足に戦えるにゃ」
「ずっと戦えないから」
人はだ。
「だからよ」
「整備と補給もにゃ」
「しっかりしていないとね」
「それはもう整えてある」
おやっさんはお握りやサンドイッチの用意をしつつ言った。
「だからだ」
「食べるにゃ」
「お握りにサンドイッチもあるしな」
「お漬けものやサラダもあるにゃ」
明石はそういったものも見た。
「あと軽く食べられるものにゃ」
「それで栄養も考えてるからな」
「お茶もあるわよ」
桜子はそちらを用意していた。
「牛乳もね」
「何か凄い手慣れてるにゃ」
「いつも戦ってきているからよ」
「だから慣れてるにゃ」
「そう、だから食べる時はね」
「食べていいにゃ」
「遠慮なくね」
「明石もレーションとかを用意してるにゃ」
明石も明石でそうしていた。
「だからどんどん食べるにゃ」
「ユニオンのレーションがいいね」
笹山は明石が用意したそのレーション達を見て言った、見ればこの戦いに参加しているご各国のもの全てがある。
「そうだね」
「やっぱりそうだにゃ」
「缶詰も豊富だしね」
「それでドーナツもあるにゃ」
明石はユニオンのこの食べものも出した。
「それでにゃ」
「食事の時になったら」
「どんどん食べるにゃ」
明石はレーションをさらに出した、そしてだった。
戦士達は後方も整えていた、その頃前線では。
戦闘が続いていた、グロンギ達は次々に倒されていっている。だが倒されてもその後ろから次々とだった。
グロンギ達が出て来る、それでレーベは顔を顰めさせた。
「倒しても」
「また出て来るから」
ケルンも言った。
「大変ね」
「ええ、きりがないわ」
「確かに私達は強くなったわ」
「ええ、それはわかるわ」
平海は寧海の言葉に頷いた。
「それぞれ一度の攻撃で数体まとめて倒せてるから」
「これはかなり強くなっているわ」
「ええ、けれど」
「倒した分だけ出て来る」
「よくこんなに出せるわね」
「全くよ」
サンディエゴはハムマンの言葉に頷いた。
「これも神の力ってことかしら」
「怪人を幾らでも出せることが」
「五代さんが言っておられましたが」
「その通りですね」
ユニコーンはベルファストの言う通りだと思って応えた。
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