第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その四
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「そして海からもよ」
「攻撃ですね」
「グロンギ達をね」
「承知しました」
「私達の戦いをするのよ」
クイーンエリザベスは毅然としてこうも言った。
「そうすればいいのよ」
「その通りです、まずはです」
「私達の戦いをすることね」
「はい」
ベルファストは微笑んで答えた。
「それを崩さないことです」
「そしてそれを軸にして」
「さらにです」
「戦っていくことね」
「それが大事です」
こう言うのだった。
「ですから」
「ええ、それではね」
「戦いましょう」
「総員五代さんを中央に置いて鶴翼の陣を敷く」
長門はその布陣の話をした。
「そして海にはな」
「私達のそれぞれの艦の姿をですね」
「出してだ」
そうしてというのだ。
「攻撃を加えていく」
「それでは」
「総員戦闘に入る」
長門は静かだが確かな口調で宣言した、こうして戦士達とグロンギの戦いがはじまった。まずはだった。
少女達の船から砲撃と艦載機による攻撃が行われた、そして。
そこに少女達自身の攻撃が来た、二つの方向からの波状攻撃であったがグロンギ達はその攻撃を受け数多く倒されてもだった。
恐れることなく突き進んできた、加賀はその彼等を見て歯噛みして身構えた。
「くっ、やはり感情がないとか」
「この通りだ」
一条は狙撃しつつ答えた。
「恐れることはないからな」
「怯まないか」
「そして痛みも感じない」
ダメージを受けてもというのだ。
「それでだ」
「だから尚更だな」
「突き進んでくる」
そうしてくるというのだ。
「そしてだ」
「私達に攻撃を仕掛けて来るか」
「そういうことだ」
「あらためてわかった」
「ならだ」
高雄は剣を構えていた、そのうえでの言葉だった。
「前まで来た敵をだ」
「倒すな」
「そうしていく」
「そうだ、遠距離攻撃と共にだ」
これに加えてというのだ。
「さらにだ」
「接近戦もだな」
「していく、いいな」
「承知した」
「接近戦上等よ」
ホーネットは拳を前にして言った。
「艦載機だけじゃないってことを見せてあげるわ」
「いや、無理はするな」
エンタープライズは艦載機だけでなく自身の弓矢も放ちながら言った。
「無理をするとだ」
「かえってだね」
「怪我をする」
こう妹に話した。
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