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吸血鬼の真祖と魔王候補の転生者
第8話 修行
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から、いまいち完成度がわからないのだけど。

まぁ、時間だけはたっぷりあるから・・・あせらず行きましょう。










「『リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!氷の精霊(ケントゥム・ウーヌス)101柱(スピリトゥス・グラキアーリス)集い来りて敵を射て(コエウンテース・サギテント・イニミクム)魔法の射手(サギタ・マギカ)連弾(セリエス)氷の101矢(グラキアーリス)!』」

ヒュヒュヒュヒュヒュッ!ザクッザクザクザクザク!

朗々と紡がれた詠唱が、精霊との契約となり魔法として具現する。

放たれた101本の氷の矢が、目標にした大岩に突き刺さる。それはまるでハリネズミのよう。

この5年、魔力の制御と出力・効率アップに重点を置いて修行してきた。

その成果として、無詠唱で51本、詠唱有りなら101本まで射出できるようになったわ。

更に言えば、その1本の攻撃力は、普通の魔法使いの3本程度に匹敵する。

その代り、魔法の射手(サギタ・マギカ)以外の攻撃魔法はまだ覚えていないのだけど。

認識疎外や防音と言った、生活に使える基本魔法と、制御などを合わせると、それだけでかなりの時間を取られてしまったのが原因。

まぁ、それでも十分な威力を確保できていると思うわ。

・・・・・・時折遭遇する魔法使い(嘲笑)達が、詠唱有りで30本程度なのは気のせいよね。

私達2人はチートだし、たった5年で威力換算300本とかまだまだ序の口よね。

・・・うん、序の口よね?










「ふぅ、さすがに疲れましたね」

時刻はすでに夕方。もうそれほどせずに日も沈むだろう。

そんな夕焼けの中をエヴァと手を繋ぎ帰路についている。

もう街は視界にとらえているのでそう時間はかからないわね。

「1日通しての修業だったしね。それに剣術・体術・魔法と体力の使うものばかりだったし」

「そういう割に義姉様、最後にはあのハリネズミ岩、雷の矢で消滅させましたけどね」

「・・・」

そう、修行の最後に派手にいこうと、私は詠唱有りの雷の矢を101本、エヴァが串刺しにした岩に叩きこんだのだ。

魔法の射手(サギタ・マギカ)・雷の矢』は氷の矢と違い、物理的に貫くと言うより、その熱で焼き貫くという攻撃だ。

それを叩きこむとあら不思議、氷の矢が串刺しにされていた岩が綺麗に消滅してたとさ。

・・・ちなみに岩の大きさは、片側1車線の道路が簡単に塞がる程度の大きさだったと言っておくわ。

・・・・・・はいはい、チートチート。

「まぁ、それは置いといて、明日はそれぞれの技術習得に集中しましょうか」

「そうですね。私も早く人
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