第8話 修行
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
から、いまいち完成度がわからないのだけど。
まぁ、時間だけはたっぷりあるから・・・あせらず行きましょう。
「『リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!氷の精霊、101柱、集い来りて敵を射て!魔法の射手・連弾・氷の101矢!』」
ヒュヒュヒュヒュヒュッ!ザクッザクザクザクザク!
朗々と紡がれた詠唱が、精霊との契約となり魔法として具現する。
放たれた101本の氷の矢が、目標にした大岩に突き刺さる。それはまるでハリネズミのよう。
この5年、魔力の制御と出力・効率アップに重点を置いて修行してきた。
その成果として、無詠唱で51本、詠唱有りなら101本まで射出できるようになったわ。
更に言えば、その1本の攻撃力は、普通の魔法使いの3本程度に匹敵する。
その代り、魔法の射手以外の攻撃魔法はまだ覚えていないのだけど。
認識疎外や防音と言った、生活に使える基本魔法と、制御などを合わせると、それだけでかなりの時間を取られてしまったのが原因。
まぁ、それでも十分な威力を確保できていると思うわ。
・・・・・・時折遭遇する魔法使い(嘲笑)達が、詠唱有りで30本程度なのは気のせいよね。
私達2人はチートだし、たった5年で威力換算300本とかまだまだ序の口よね。
・・・うん、序の口よね?
「ふぅ、さすがに疲れましたね」
時刻はすでに夕方。もうそれほどせずに日も沈むだろう。
そんな夕焼けの中をエヴァと手を繋ぎ帰路についている。
もう街は視界にとらえているのでそう時間はかからないわね。
「1日通しての修業だったしね。それに剣術・体術・魔法と体力の使うものばかりだったし」
「そういう割に義姉様、最後にはあのハリネズミ岩、雷の矢で消滅させましたけどね」
「・・・」
そう、修行の最後に派手にいこうと、私は詠唱有りの雷の矢を101本、エヴァが串刺しにした岩に叩きこんだのだ。
『魔法の射手・雷の矢』は氷の矢と違い、物理的に貫くと言うより、その熱で焼き貫くという攻撃だ。
それを叩きこむとあら不思議、氷の矢が串刺しにされていた岩が綺麗に消滅してたとさ。
・・・ちなみに岩の大きさは、片側1車線の道路が簡単に塞がる程度の大きさだったと言っておくわ。
・・・・・・はいはい、チートチート。
「まぁ、それは置いといて、明日はそれぞれの技術習得に集中しましょうか」
「そうですね。私も早く人
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ