麻帆良学園初等部編
第十六話 はじめまして、近衛木乃香言います
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
小学4年生への進級と同時に俺は麻帆良学園初等部へと転校した。
父は、宇宙用マルチフォーム・スーツの開発が佳境のため、海鳴に残った。
母も父とともに海鳴に残った。
では、一人暮らしかというとそうではない。
なのはちゃんとアリサとすずかと一緒だ。何故か3人とも一緒に転校することになった。まぁ、ジュエル・シード事件のほとぼりが冷めるまで、というか、「時空管理局」に関わらないという意志を見せるために敢えて「関東魔法協会」のお膝元で過ごすことにしたらしい。すぐに転校しなかったのは、大人曰く「駆け引き」なんだそうだ。
ボクコドモダカラワカンナーイ。
これに、頼人とはやてを加えて5人。プラス保護責任者として、鮫島さんとファリンさんが付いてきてくれた。
もちろんリニスも一緒だ。
1階3部屋の2階建2LDKアパートをバニングス家が建て、2階の3部屋を、はやてとなのはちゃん、アリサとすずか、ファリンさんとリニスで使い、1階の3部屋の内2部屋を頼人と俺、鮫島さんで使うことになった。なお、食事やみんながそろうのは1階の空き部屋のリビングとなっている。
このアパートは俺達が使わなくなったら普通に賃貸で貸し出すらしい。
セキュリティもこれでもかと月村印の設備も加えて設備投資してある。
なんとも剛毅な振る舞いです。
けして、親馬鹿とか言ってはいけません。ゲフンゲフン。
アリサやすずか、なのはちゃんは親元を離れて仲の良い子と暮らすことになり、今のところ少々興奮している。
麻帆良学園初等部は私立の小学校で、1学年2クラスで、2年毎にクラス替えを行うので、俺の転校する4年1組は3年1組からの持ち上がりだ。はやてが去年の転校時は足が不自由だったので、頼人とはやては4年2組で、別クラスだ。そしてそちらに今日からアリサとすずかが加わる。
4年1組は、俺となのはちゃんともう一人………。
「はじめまして、近衛木乃香言います。皆さん、よろしうなぁ」
近衛木乃香さんが同じ日に転校してきました………。
ちなみにその日決まったクラス委員長は雪広あやかさんで、彼女と毎回ぎゃぁぎゃぁ騒ぐのが神楽坂明日菜さんでした。
………鉄面皮時代のクールな明日菜さんは見れないらしい。
俺? 図書館島に興味があったんで図書委員になりましたよ!
相方は、本屋ちゃんこと宮崎のどかさんで、2組の図書委員はすずかだったよ!!
4月も半ばになると新生活にも慣れ、クラスにもうち解けてくる。
意外だったのはなのはちゃんで、はやてら3人とクラスが別れ、人見知りするかと思っていたらすんなりクラスにとけ込んでいる。
というか、意外や意外、神楽坂さんといいんちょの漫才?に近衛
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ