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物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
禁断の邂逅
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あとで写真見せてくれる?

れんげ「了解なん。じゃあ逃がしてあげるーん!」


そっとタガメを用水路に放してやる。タガメはあっという間に潜っていき、水底の土の中へと消えていった。


ひかげ「それにしても(あち)いなあ。写真も撮ったし、駄菓子屋にでも自慢しに行くかあ」

ケイト「Oh! 駄菓子屋ト言エバ、ニッポンのソウルフードストアですネー!」

れんげ「お姉さんたちも一緒に来るん!」

夏海「えっ、よかと(いいの)?」

ひかげ「ここで会ったのも何かの縁だしさ。一緒に行こうよ」

空:駄菓子屋、楽しみ………。 キラキラ

朝霞「ありがとうございます。嬉しいですねえ」

木陰「そうね、こうやってすぐ仲良くなれるんだもの。田舎ってこういうところがいいわよね」

れんげ「これで話しは決まったん!ひか姉、早く駄菓子屋行くーん!」


一行は駄菓子屋に向かった。



ーー
ーーー


れんげ「それでなー、ひか姉の言うとおり珍しい虫が本当にいたのん!」


れんげ御用達(ごようたし)の駄菓子屋「かがや」。老舗の駄菓子屋だ。
れんげはその店主である加賀山(かがやま)(かえで)に件の写真を見せながらタガメを捕まえた話しをしていた。


楓「おー、タガメか。すごいじゃん」

ひかげ「はっはっはー!そうだろそうだろー!!」


感心しきりの楓にひかげもすっかり得意顔である。


れんげ「そして遠いところから来たお姉さんたちにも会ったん!」

樹々「初めまして…」ペコリ

楓「あ、どうも」ペコ


まだぎこちない笑顔を見せつつ樹々がお辞儀をする。楓も同じように会釈を返した。


ひかげ「れんげ、どうだ?私だってちゃんと夏海も知らないような極秘スポット知ってただろー。少しは見直したかー?」

夏海「えっ、あたし!?」

一同「……えっ?」


突然名前を呼ばれて驚いた夏海に固まる一同。


ひかげ「えっ、なに?君も“夏海”って名前なの?」

夏海「うん、あたしは麻生夏海!10月の生まればってん(だけど)漢字は“夏の海”って書くんよ」

れんげ「なっつんと同じ字なん!」

楓「なんだ、まだ自己紹介してなかったのか」

葉月「そういえばまだでしたね」

ひかげ「うん、思った以上に意気投合しちゃってさ…」


一同はここでようやく自己紹介をまだしていなかったことに気づいた。


楓「そうなのか。ちょうどいい機会だし、ここらで自己紹介しておいたらどうだ?」

れんげ「じゃあまずはウチから自己紹介するのん!」


こうしてようやく自己紹介タイムと相成った。




ーーー初めて訪れた場所で
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