暁 〜小説投稿サイト〜
ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第9話:変身するカクゴ
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
】
オルタナティブの傍にコオロギ型の二足歩行モンスター・サイコローグが出現。
呼び出されたサイコローグは頭部の顔面にあるいくつもの穴からミサイルが放ち、ディケイドとクウガへ襲い掛かる。
『■■■ーーー!』
「まずい……!」
「しまっ…!」
ディケイドとクウガが避けようと回避しようとするも、間に合わず爆風に飲み込まれていく。
その様子を襲い掛かるライオトルーパー越しに見た小狼が叫ぶ。
「士さん!ユウスケさん!」
「小僧、よそ見をしている場合か!」
「流石にやばいかもね。サクラちゃん達も追い詰められてるし……!」
ファイの言葉通り、夏海とサクラは今は逃げているものの別のオルタナティブに追い詰められている。
しかし、彼女達を助けに行こうにも立ち塞がるライオトルーパー達相手に生身で突破するには難しい。
一方、夏海とサクラはモコナを引き連れてオルタナティブ達から逃げるために走っていた。
途中で夏海が手元にあった置物や物障害物として仕掛けるもオルタナティブ達は障害物を何ともせず突破し、間の距離を縮めていく。
「待て!!」
「うわーん!こっちに来ないでー!」
「サクラちゃんこっちです」
「はい!」
何とかして引き離せるように必死に走る夏海とサクラ。
だがそこで二人は立ち止まってしまう……逃げるその先にいたのは、二体のライオトルーパー。
背後からもライオトルーパー達を引き連れたオルタナティブが追いついて立ち塞がる。
「これは……!」
「いやーん、万事休すだぁ!」
「……(……小狼君!!)」
サクラは拳を握りしめる。身に迫る恐怖に耐えながら、迫ってくる相手を見据える。
彼女の脳裏には今にも戦っているであろう小狼の姿が映った。
次第にネオライダー達により追い詰められていく一同。
そんな中、小狼は心の中で必死に思う。
(サクラ……!おれはサクラを、みんなを、守りたい……サクラのために手伝ってくれた士さん達のために!)
小狼は心の底から強く願う……愛する少女と頼れる仲間達、そしてこの世界で巡り合えた旅人達の事を。
(ハッ、冗談じゃねえぞ……二度も失ってなるかよ!)
黒鋼は心の底から強く抗う……かつて大切なモノを失った己が誓いのために。
(流石にオレも本気出さないといけないかな……!)
ファイは心の底から強く悩む……自ら打ち立てた信念を捻じ曲げるために。
想う気持ちは異なっていても、仲間を助けるために戦う。
―――その時だった、三人の視界が真っ白に染まる。
――――
次に立っていたのは、真っ白な空間……そこには小狼以外にも黒鋼とファイの姿があった。
先程まで
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ