暁 〜小説投稿サイト〜
ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第9話:変身するカクゴ
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 突如士達へ降りかかったネオライダーの襲撃。
ライオトルーパー達を引き連れた黒服の人物は、一同へ指差しながら高らかに言い放つ。

「ハン!このオレ、モーニス様にやられる覚悟はできてんだろうなぁ!?やろうども!!」

黒服の様相から少し気崩した男勝りな口調で話す白髪の女性……『モーニス』と名乗った彼女は背後に控えているライオトルーパーへ指示を出す。
ライオトルーパー達はアクセレイガンを構え、士達を狙う。

「まったく、見つけると否やお構いなしか!ユウスケ!」

「ああ!夏海ちゃんはサクラちゃんを!」

「分かりました!」

ユウスケの言葉に従ってサクラとモコナを連れてこの場から夏海は退避する。
士とユウスケ、そして小狼・黒鋼・ファイを加えた五人はネオライダー達と対峙する。
その最中、士は小狼達三人へ伺ってみる。

「お前ら、大丈夫か?ちゃんと変身できるのか?」

「いえ、いまだに変身できるのかがわかりません」

「まったく、肝心な事は教えねぇでいやがって」

「でも変身できない今どうやって乗り切るか考えないとね」

今現在、小狼達は自分の手にしたどうやって変身するのかが分からない。
壱原侑子によると、【彼らが教えてくれる】と言ったのだが、その彼らとは一体誰なのか…?
そんな中、何時まで経っても仕掛けてこない事に苛立ちを隠せないモーニスは声をあら上げながら構えを取る。

「なんだなんだ?お前ら変身しねえのか?だったらこっちから行くぞ……変身!」

モーニスはそう言いながら金色の紋章が描かれた銀色のカードデッキを取り出して構える。
腰に出現したベルトにカードデッキを差し込み、その姿を変えていく。
どことなく仮面ライダーに似たボディにコオロギを模した意匠が施された仮面の戦士に、黒鋼は士に尋ねる。

「ありゃなんだ?」

「確か、疑似ライダーのオルタナティブだったな。仮面ライダーじゃないが強さが厄介なのは変わりない」

【SWORD-VENT】

「オラァ!やるぞてめぇら!」

モーニスが変身した疑似ライダー『オルタナティブ』は棘のついた大剣・スラッシュダガーを呼び出し、ライオトルーパー達と共に突っ込んでいく。
五人はそれぞれ散ってゆき、士とユウスケは向ってきたライオトルーパーの何人かを軽く避けると、それぞれの変身準備を終えて掛け声を口にする。

「「変身!」」

【KAMEN-RIDE…DECADE!】

変身を終えたディケイドとクウガは、襲い掛かってくるライオトルーパー達へ応戦をしていく。
そんな中、混戦するライオトルーパー達を押しのけてオルタナティブがディケイド目掛けてスラッシュダガーを振り下ろす。
ディケイドは咄嗟にライドブッカーをソードモードへ変形させて
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ