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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第8話:手掛かりのダンペン
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の配膳を行っているのは、蛇の意匠を持った円盤……もとい、メカ生命体の『サガーク』だ。
普段は独特の言語で会話で行っており、モコナの持つ他の国の言葉がわかる力でやっと何を言っているのか意思疎通ができるようになっている。

一方、その隣では黒鋼が鬼の意匠が入った黒い音叉・変身音叉を手にして、一枚の銀色のディスクを取り出す。変身音叉を指で鳴らし、それをディスクに翳すと銀色から赤色へ染まっていき、さらに鳥型へと変形していく。
『ディスクアニマル・茜鷹(アカネタカ)』へと変わってリビングから撮影室へ飛び出し頭上を飛び回り始め、黒鋼とユウスケはその光景を眺めていた。

「なるほど、こういった使い方もあるってわけか」

「これって確か、ディスクアニマルだよな。響鬼の世界で見たことあるよ」

「コイツはゆうなれば式神の類か。お前達が知ってるなら安心っちゃあ安心か」

飛び回ってきた茜鷹を呼び戻し、ディスク状態として戻ってきた所をキャッチする黒鋼。
ユウスケは彼が短期間で使いこなしている事に拍手する。

「おお!流石現役の忍者!」

「どうってことねえよこんなもん」

「おはようございます。皆さん」

「お、小狼君おはよ!今日は遅かったじゃないか」

ユウスケは部屋へ入ってきた小狼と士を出迎え、共に席に座る。
やがてサクラ、夏海、栄次郎といった全員が揃うと、朝の食事を始める。
今回は夏海の肩に乗ったモコナが音頭を取る。

「ではでは皆さま、お手と手を合わせて」

「「「頂きます」」」

挨拶を終えると朝食にありつき始める一同。
何気にTVをつけると、そこには一つのニュースが流れていた。

『先日起きた頼打区での襲撃事件、未確認生命体を連れた集団により多くの死傷者が出ました』

「……もしかして、あの時の事件なんでしょうか」

「恐らくはな。こうもドンパチやっている所を報道されるとはね」

小狼と士は、先日起きたネオライダーとの戦いの様子を見ながら眉をひそめていた。
命を落とし護れなかった見知らぬ人々、彼らの事を思うと何とも言えない気持ちになってしまう。

『これについては警察特殊部隊G3ユニットを投入、事態を鎮圧に辛くも成功しました』

「G3ユニット!?この世界にもいたのか!?」

ユウスケは席から飛び上がり、驚愕の表情をする。
……かつて、アギトの世界にて未確認生命体と戦う警察の特殊部隊"G3ユニット"。
ユウスケは一時的に隊員として勤めていた経験がある。
同じ名を聞いて驚いている彼を黒鋼が宥める。

「落ち着け。飯が冷めるぞ」

「あ、ごめん……」

「しっかし、聞けば聞くほど不思議なんだよねぇ」

「あん?何がだ」

慣れない箸からスプーンへ変えて
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