暁 〜小説投稿サイト〜
ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第7話:次元のマジョ
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
二人の言葉を耳にしてたのか、【襲撃者】は目の前に突如姿を現す。
黒のライダースーツに赤と銀の装甲を纏い、青い複眼に天を指すような猛々しい一本角を携えた仮面の戦士。
―――仮面ライダーカブト・ライダーフォーム。
カブトは無言のまま銃型武器・カブトクナイガンの銃口を二人へ向ける。

「………」

「いくぞ風嵐、戦闘準備だ」

「はーい!わかったよ斬刃!」

そう言うと二人はそれぞれのアイテムを取り出す。
斬刃は剣型デバイス・サソードヤイバー、風嵐はグリップ型デバイス・ドレイクグリップを構える。
すると彼らの周囲から二機の昆虫の姿を模した小さなロボット達が出現する。
斬刃は紫の蠍型の"サソードゼクター"を手にしてサソードヤイバーの峰部分へ合体させ、風嵐は水色のトンボ型の"ドレイクゼクター"をグリップへ収める。

「「変身!」」

【HEN-SHIN】

「「キャストオフ!」」

【CAST-OFF】

電子音声と共に切は斬刃と風嵐の彼ら二人の姿を変貌させていく。
斬刃は紫の装甲と、緑の複眼を持つ蠍を模した仮面の剣士の姿へ。
風嵐は水色の装甲にトンボの翅を模した水色の複眼の仮面の銃士へ。
やがて変化が終えるとそこに立っていたのは二人の仮面ライダー。
斬刃の変身した『仮面ライダーサソード』と、風嵐の変身した『仮面ライダードレイク』はそれぞれの武器を構えてカブトへ襲い掛かる。

「援護はいつものように任せて!」

「任せた!」

ドレイクが繰り出した射撃がカブトの動きを阻害し、そこへサソードが突っ込んでいく。
カブトクナイガンの引き金を引き、銃撃を放つもサソードはそれらを撃ち落として接敵を行う。
クナイガンを持ち換えてガンモードからアックスモードへ変えて応戦をするカブトだが、そこへサソードが繰り出した一撃が放たれる。

「おらぁ!!」

「!!」

サソードの振るうヤイバーを振り下ろし、カブトはそれを受け止める。そこへドレイクの放った銃撃がカブトの装甲を撃ち貫く。
軽く吹き飛ばられるカブト、そこへ追撃を仕掛けようとするサソード。

「終わりだ!」

「ちっ…!!」

振り上げられたサソードヤイバーが振り下ろされる……その瞬間、二人に聞きなれない電子音声が聞こえた。
それもゼクター特有のものとは別の電子音声が……。

【THUNDER】

「なに!?ぐわあ!!」

「なに!?きゃっ!」

突如発生した雷撃の直撃を食らい、軽く吹き飛ばされるサソードとドレイク。
その隙をついてカブトはベルトの側面を叩き、スイッチを起動させる。

【CLOCK-UP】

「チッ、待て!!」

サソードは追いかけようとすると、既にカブトの姿は見えずじまいになってしまう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ