暁 〜小説投稿サイト〜
艶やかな天使の血族
4部 淫楽に堕ちる天使
23話 あの夜の自分
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な。
 水菜のエロス溢れる声が聴こえた。

「私の口を行きたいところへいかせて?」

 黙って頷く俺がいた。
 水菜のディープキスがくる。粘着質な体液の音が聴こえた。後は水菜の喘ぐ声が。

「今夜はこの唇は私のもの。私だけのもの…!欲しい…!欲しい…!」
「ハアッ…ハアッ…ハウッ」

 たぶん俺は水菜の身体を触りたかったのだろう。しかし、迷っている様子だ。

「貴方の手の感触を確かめて?ほら…」

 そう言って、水菜が俺の手のひらを水菜の胸に触らせる。俺は感触を頼りに触っていた。意外と当たっている。

「ここは…君の胸…?」 
「ここは…乳首かな」
「弄って?舌で」
「見えない…から…どこにあるのか…わからない」
「じゃあ…特別に頭を掴んでやるわ」

 水菜が躊躇う事なく銀髪を抱いて自分の唇が触れるところへ持って来てくれた。

「さぁ……いい子だから、私の乳首を弄って?」

 映像の俺は舌を伸ばす。乳首の感触が口に広がると攻めたくなるんだよなあ。目隠しされても意外といける。
 水菜は喘ぎながら、まるで愛犬をあやすように髪の毛を触っていた。

「綺麗な髪の毛。本当に染めた銀髪じゃないのがわかる。本当に地毛なんだ…」
「ほら…もっと触って、体中全部を」

 俺は確かめるように触る。ここは二の腕。脇かここ。この辺はおへそかな。そして指が花びらに触る。 
 水菜が喘ぐ。俺は指に絡まるものがぬるぬるしたものだからわかった。ああ……こんなにしてくれていたんだ……。
 映像の俺はまた喘ぐ。
 水菜も俺の身体を舐め回すから。胸板の下の腹にくる。

「いい身体…。鍛えていて、細身なのに筋肉があって素敵。近づくのわかる?貴方の分身に舌がくるわよ」
「……まさか、ゴム着けてないよ」
「生の貴方はどんな味かな」
「や、やめて。やめてくれ…」
 
 珍しく断る俺がいた。でも。水菜は無視をして俺のをなんの躊躇いもなく咥えた。
 切なく喘ぐ俺。その映像を観る俺は複雑な気分だ。この映像の中の俺は確かに俺だ。だけど別人のように怯える。
 やがて、激しい責めがきた。
 水菜の生の俺をフェラチオしてくれていた。フェラをしながら罵倒する。

「先っぽから液を出している。淫乱な男…。ほら…気持ちいいでしょう?ほら…本当によく勃起するね」
「アウッ!アウッ!スゴイ…こんなの…こんなの…!」
 
 あのときの俺は蕩けていたのか。
 目隠しで覆われた顔が見えない天井を仰いでいる。
 水菜の脅威の攻めでまた抜かれた。
 喘ぐ俺は既に陶酔しているんだ。
 映像で観る俺は、恥ずかしくなった。
 
「今夜は違う風にやってみたい。腕を出して?」
「ああ…」

 状況を掴めてない俺は、両方の手首を自
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