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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
傭兵-あんさつ-
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ミ袋がクッションとなり、俺達は大した怪我もなく町へと入ることが出来た。
「次はちゃんと言うように。」
「あ、はい…。」
起き上がり、辺りを見回す。
無造作に捨てられたゴミ達。
処分のしようがないからか、こうして付近に捨てられ積み上がっていったんだろう。
文字通りのゴミの山を降り、俺と武蔵ちゃんは町に向かう。
とりあえず追手は撒けた、後はどうするかだけど。
「追手は撒けただろうけど…。」
「うん…俺達が町に入ったってことは知ってるだろうね。」
大きく跳んで追手は振り切れた、けどやつらはしつこくやって来るだろう。
俺達は町にいる。それは知られているわけだし追いつかれるのも時間の問題、
安心できるのはほんの一瞬だった。
けど…。
「どうする大和くん?とりあえずあまり目立たないように…」
「いや、このままじゃ何したって目立つよ。」
解決策も割と早く見つかった。
「木を隠すのなら森の中。さっき武蔵ちゃんはそう言っただろ?」
「まぁ…そうだけど…。」
「人を隠すのなら町。俺達もその町にいる人達に溶け込めばいいんだ。」
「溶け込む…?」
木を隠すのなら森の中、しかしそれが他とは全く異なる木では隠れていても見つかる。
なら、同じようになればいい。
そこに紛れていても違和感のないように、溶け込んでしまえばいい。
まぁ何が言いたいかと言うと、
「ホントにこれ、通用するの?」
「しないよりかはマシだと思う。それに、やっぱり武蔵ちゃんの霊衣は目立つからさ。」
変装。もとい普通の服に着替えた。
近くにあった服屋に駆け込み、何でもいいので服を買う。
少し財布が寂しくなったけど、しつこく追いかけられなくなるよりかはマシだ。
「大和くんだって、割と目立つナリだったじゃない?」
「うん。このご時世スーツ着てウロウロするのも十分怪しいし。堅苦しかったからいい機会だ。」
俺と共に激務を乗り越えてきたスーツとはここでお別れ、
パーカーにベルトが沢山ついたカーゴパンツに身を包んだ俺はいかにもなストリート系に変装させてもらった。
武器一式は長方形のでかい楽器ケースにしまうことにした。
対する武蔵ちゃんは
「まぁこれもこれで気軽でいいわね!変装って言われると少し怪しいけど。」
"駆け付け三杯"と書かれたタンクトップにダメージジーンズというカジュアルな格好。
どうしても目立つ銀髪はキャップにおさめてもらった。
まぁ自分も銀髪対策としてフードを目深に被ることにした。
「なんとかなるさ。とりあえずどうする?」
「宿探し。かしら?久し振りに屋根と壁のある室内で寝たいですし。」
「…だよな。」
ここしばらく野宿で、しかも満足に睡眠もとれてない。
サーヴァントに睡眠
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