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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
傭兵-あんさつ-
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していた4、5人程の部隊が震え上がる。
「でっ、ですがあの男は強過ぎます!銃器程度では到底太刀打ちできません!より強力な兵器があれば!私達にもサーヴァントがいれば!次こそは!」
「サーヴァントを寄越せだ?低学歴が俺様に命令すんじゃねぇ。あと次なんかねぇよ。」
彼らの前に現れたのは、無表情のサーヴァント達。
皆武器を手にじりじりと近寄ってくる。
「お、お願いします!代表!代表ぉお!!!!」
実働部隊の小隊長らしき男が泣きじゃくりながら懇願している。
しかし、代表の心は動かないし眉一つ動かさず
「大の大人が泣くなよ。みっともねぇから死ね。」
サーヴァントを使って彼らを皆殺しにした。
「はぁ…。」
背もたれに体重をあずけ、窓の外の景色を見やる。
「使えねぇ部下を連れてる俺様の身にもなれよ。」
「おうおう、随分と派手にやったのう。」
あまりにも無能な部下だったものにため息をついていると、部屋に誰かが入ってきた。
和装の男と、若い女性。
彼らはサーヴァントとマスターであった。
「わしらを呼んだっちゅうことは、仕事じゃな?」
「ああ、実は少し手間取ってるクソ野郎がいてな。」
この崩壊世界には、サーヴァントを使って傭兵を営むマスターがいる。
今ここにいる2人がまさにそうであり、別に珍しい話でもない。
しかし彼らは数ある傭兵の中でも腕の立つ者であり、そして代表お抱えの傭兵であった。
「こいつらだ。」
2人に向かって代表は写真を投げる。
実働部隊が撮ってきたものであり、そこには大和と武蔵の2人が映っていた。
「ほう…宮本武蔵、あの宮本武蔵か…。」
和装の男が受け取った写真を隣の女性に渡す。
「その名を知らぬ者はいない大剣豪…不安か?アサシン。」
「ハッ!何を言うちょる?わしは剣の天才じゃ。」
女性はそう言うが、和装の男は笑い飛ばす。
アサシンと呼ばれた通り、その男はサーヴァントだった。
「標的は必ず仕留める。それが
剣士
(
セイバー
)
なら負け知らずじゃからのう!ははははは!」
「じゃあ期待しといてやる。あと殺すなよ。動けないくらいに痛めつけて連れてこい。分かったな?」
マスターらしき女性は何も言わぬまま頷き、そして踵を返して出ていく。
以蔵もまた彼女を追うようにして、出て行った。
「幕末の人斬り…それがどれ程のもんか見せてみろよ。」
誰もいなくなり、死体のみとなった部屋で代表はそう呟くのだった。
?
同時刻。
「大和くん、生きてる?」
「とりあえず…なんとか。」
大ジャンプを決めそのまま真っ逆さまに落ちた俺達。
だが奇跡的に無傷だった。
運良く落ちた先はゴミの収集所。
いくつものゴ
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