第十六話 ゴールデンウィーク前にその十
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「歌えばいいわ」
「私も」
「これも名曲が多いから」
それでというのだ。
「咲ちゃんもチャレンジしてね」
「それじゃあね」
「色々な曲があるから」
それ故にというのだ。
「歌いましょう」
「そうね」
咲も頷いて応えた。
「これからはね」
「ええ、それでその時はお酒もね」
これもというのだ。
「楽しみましょう」
「やっぱり飲むのね」
「世の中お酒がないとね」
愛は酒についても明るく話した。
「駄目よ」
「お酒好きだから言うのよね」
「こうもね、咲ちゃんもでしょ」
「高校生だからおおっぴらには飲めないけれど」
それでもとだ、咲も答えた。
「お家じゃね」
「飲んでるでしょ」
「実はね」
「だからよ」
それでというのだ。
「カラオケに行ったらね」
「お酒もなのね」
「楽しむわ、それで咲ちゃんも」
「内緒で?」
「飲んだらね」
そうしたらというのだ。
「いいわよ」
「そうなのね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「一緒に楽しみましょう」
「お酒も」
「お店の人にも内緒でね、私が注文するから」
酒はというのだ。
「二人で歌ってね」
「飲むのね」
「そうしていきましょう」
「それじゃあね」
「兎に角東京はカラオケボックス安いから」
「それで飲み放題のお店も多いわね」
「このことは助かるわ」
カラオケ好きとしてはというのだ。
「何といってもね、これ神奈川や千葉もだけれどね」
「関東はそうなのね」
「人が多いとよ、大阪でもみたいよ」
関西一の都市であるこの街もというのだ。
「人が多くてどんどん入るからね」
「それで採算取れるから」
「安いのよ」
「それで田舎だとなのね」
「人が少ないから」
それで客も少なく、というのだ。
「だからね」
「料金高いのね」
「関東全体で人口数千万でしょ」
「東京で千二百万ね」
「それだけいるから」
だからだというのだ。
「カラオケボックスに入る人も」
「多くて」
「採算取れるのよ、繁華街にあったら」
店がというのだ。
「そうしたらね」
「どんどんお客さんが入って」
「充分採算が取れるから」
それでというのだ。
「いいのよ」
「そういうことね」
「採算が取れたらね」
それで店が経営出来て従業員達の生活が成り立つならというのだ。
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