暁 〜小説投稿サイト〜
バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
一時間目  Fクラスって...
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僕は上機嫌で道を歩いていた。
なんせ今日から、新しい学校に登校するのだから。
今まで僕が通っていたあの学校ではなく、僕のことを誰も知らない学校である。
まだ道を覚えてないので地図を片手に登校する。
「ここら辺かな...?あ、あったあった」
引っ越してきた家から徒歩10分程だっただろうか。
そこに目的の学校があった。
私立文月学園。
最新システムである試験召喚システムや、学力によって教室が変わるという、かなり変わった学校。
まぁ、僕じゃFクラスだろうけど、そこまでクラス間の差はないだろう。
と、校門を入ってくと、そこには筋肉隆々の先生がいた。
「おはようございます。...えーっと」
すみません先生。名前が思い出せません。
すると先生も察したのか、
「西村だ。おはよう」
と、かえしてくれた。
取り敢えず、もういっかい頭を下げる。
「新入生の織斑っと...あったこれだ。ほら」
すると、西村先生が何かを渡してくれた。
見たところ封筒のようだけど...
「先生、これ何が入っているんですか?」
「クラスが書かれた紙だ。織斑もしっているだろう。クラスによって教室が別れるのが。ちなみにお前のクラスは――」
「先生、わかっているので言わなくて結構です」
先に言っておく。あれじゃどうあってもFクラスだろう。
「ならいいが。ではこれから一年宜しくな」
「こちらこそよろしくお願いします」
そう返して、西村先生の前を後にし、校舎内に入っていった。


「うわ...やっぱり」
校舎内に入って2階。
そこで、確認のために開いてみたが、やっぱりFクラスだった。
予想はしてても結構ショックが大きい。
そしてそのままFクラスに向かう。
と、
(うわ、すっご!)
途中でAクラスを見つける。
ってか、これ本当に教室?
超高級ホテルじゃないの?
でも、これでAクラスってことは、
Fクラスは普通の教室ってところかな?
逆にこれ以上下げられないし。
そう思いながらまた廊下を歩き出した。


「....マジですか...」
僕の目の前にあるFクラスは予想をはるかに凌駕していた。
カビが生えた畳、足が折れそうな卓袱台、ペラペラのがある座布団。
途中、Cクラスのところから疑問を感じ始めていたけど、まさかここまでとは...
まぁ、前の学校と比べればマシだけどさ。はぁ...
そう思い、ため息を付きながら入る。
「早く座れこのウ――済まなかった。知人と間違えてな」
罵倒の瞬間に謝られた。
ちょっと怖かったので、う、うんべつにいいけど...としか言えなかった。
「あ〜転校生か?」
「うん。そうだけど...席ってどこに座ればいいのかな...?」
聞かれたことには基本答える主義だ。そして、質問し返すと、
「ああ
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