暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十九話 奇妙な共同生活
[1/6]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
なし崩し的に始まったフェイトとの共同生活。
関わりを持たない方が良いと考えるも、フェイトの無茶な行動にアスカは黙っていられなくなる。
魔法少女リリカルなのは 前衛の守護者、始まります。
outside
「ん……」
フェイトが薄く目を開ける。ぼんやりと周りを見回し、目を閉じる。
「……?」
何か違和感を感じ、フェイトは再び目を開けた。
「………え?」
時計を見て、一瞬思考が固まる。
(確か10時くらいに帰ってきて……お風呂に入って……ナナシが作ってくれたゴハンを食べて……)
フェイトが見ている時計は、8時を指している。
(……-2時間?)
そこでハッとなり、フェイトはガバッと身を起こして窓を見る。
外はすっかり明るくなっていた。
フェイトは、自分が眠っていた事に気づく。
「しまった……」
ジュエルシードを探さなくてはいけないのに、寝入ってしまった事にフェイトは後悔する。
その時、台所から話し声が聞こえてきた。
「パン、買ってきましたけど、これでいいんですか?」
「それでいいよ。食の細いフェイトにはそれぐらいが丁度いいから。まったく、料理ができるって言ってたけど、聞いてみたらサバイバル料理じゃないか。昨日の唐揚げは奇跡だったんかねぇ?」
「大丈夫です!熱を通せば大概の物は食えます!」
「そこは自信満々に言うところじゃないだろ!」
と、何やら揉めているようだ。
フェイトはロフトから降りて台所に顔を出す。
「おはよう……」
言い合っているアスカとアルフに、フェイトが声を掛ける。
「あ、フェイト、おはよう!」
「おはようございます。よく眠れましたか?」
フェイトに気づいた二人が返事を返す。
「うん……でも、ジュエルシードを探さなきゃいけなかったから、起こして欲しかったな」
責めるという感じではなかったが、フェイトは少しだけ不満そうに漏らす。
そこには、年相応に拗ねている少女がいた。
「ジュエルシードを見つける為にも、休息は必要です。疲れ切った身体では、100%のパフォーマンスを発揮できませんよ?」
アスカはフェイトにそう返した。
一晩休んだフェイトは、体調は良さそうだったが、まだ疲れが抜け切れた状態ではなさそうだった。
(こんな子供が一晩寝ても回復しきれない疲労って……どれだけ無茶をしてるんだ?)
心配を通り越して不安になるアスカ。
今のままでは、本当にジュエルシードの為なら命を賭けるんじゃないかと思ってしまう。
そんなアスカの考えを余所に、フェイトは不満げな表情を見せた。
「とにかく朝ゴハンにしましょう。えーと、パンを
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ