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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十九話 奇妙な共同生活
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まった。
こうして、アスカはフェイトじゃら飛行魔法の手ほどきを受ける事になった。
それから数日が経った。
昼間は飛行魔法の講義、夜はジュエルシード集めと、意外にもフェイトは充実した日々を送っていた。
だがアスカとアルフは、あまりそれを良しとは思っていなかった。
フェイトは夕方からマンションを出ると、日が変わるまで帰ってこないからだ。
一応は睡眠もとっているが、明け方には起き出して散歩と称してジュエルシードを探していたのだ。
フェイトが落ち着いてマンションにいるのは、アスカに飛行魔法を教えている時だけだ。
「じゃあ、行ってくるね」
今日もまた、フェイトはアルフを連れてジュエルシード集めに出かける。
しかも、今日は日曜日。
フェイトにとって待ちに待った朝から探索できる日なのだ。気合いの入り方が違う。
同行できないアスカは、ただ待っている事しかできない。
一人になった部屋で、アスカは自分の寝床となったソファーに腰を下ろす。
『なるべく干渉しないようにしたいけど、あそこまで無理をすると黙ってられないよな』
アスカは無意識にイヤーカフに触れる。
『少し気をつけた方がよろしいかと。ハラオウン隊長は、マスターに少なからず興味を持っているみたいですし』
ラピッドガーディアンの忠告にアスカは驚く。
『オレに?なんでさ?』
『恐らくですが、マスターが珍しいのではないでしょうか?珍獣を見ているような感じでしたよ』
『ひでぇ言われようだな』
そうは言ったが、なんとなく腑に落ちるアスカ。
フェイトとアスカは、正反対のタイプだ。
普段の立ち振る舞いを見ても、フェイトは上品な環境で育った事が伺える。
対してアスカは、野郎ばっかで酒をかっ喰らって喧嘩してきた環境だ。
確かに動物を観察するような心境なのかもしれないと、ラピに言うアスカ。
すると、ラピッドガーディアンは呆れたように話し出した。
『……いえ、そういう事ではなく、単に異性が珍しいのかも、と言う事です』
『え?』
『異性と関わりあえない環境で成長したのではないかと言う事です』
『どこの女子校だよ、そこは?』
ツッコミを入れて、アスカはこの話を終わらせた。
『まあ、その事はいいさ。それより、今後の事だ』
アスカが過去の世界に来て数日。まだ何か起きる気配はない。
(いつ状況が動く?いつ高町隊長と絡む?その時、オレはどう動けばいい?)
答えの出ない自問自答を、アスカは繰り返した。
日が変わり、時計の針が2時を指す頃にフェイトは帰宅した。
「おかえりなさ……何かありましたか?」
二人を迎え入れたアスカ
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