第二十話 影の将の正体
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木の蔓がアイリと同じよう形でパンテーラ達を締め上げる。
パンテーラ達「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」」」
カーボン卿「お前等はただ私たちの言う事を聞いてればいいだよ!!!
それだけの存在なんだよお前等は!!!!!」
カーボンのゲスびた声が響き体中を縛りあげられている中
アイリは心の中で・・・・
アイリ「(このままあの男が怒りにまかせて私を消滅させてくれれば
私は式森和樹を殺さずに済みます。
あれ?なぜ私はこのような事を考えているのでしょうか・・・・・
私は消滅させられるのが嫌でしたからあの男に従ったのにこれでは・・・
ああ・・・・そうですか私は式森和樹・・・あの方の事を・・・・・」
一方、パンテーラ達も・・・・・
パンテーラ「(このまま行けば私たち姉妹は確実に破壊されるな・・・・
だが、それも悪くない式森和樹を殺すよりはよほど・・・・・
????なぜ私は・・・こんなことを・・・・・・)」
エリート「(このままでは破壊させると言うのにどうして私は・・・・
式森和樹の事を考えているのでしょうか・・・・彼が憎いからでしょうか・・・
いえ・・何か違います・・・彼の事を考えると胸が熱くなってしまいます。
まさか・・・・・これは・・・・)」
エクセル「(はぁーーーー稼働してすぐに廃棄か・・・・・・
もし生まれ変わることが出来たらパンテーラねぇ達とアイリと一緒に居たいな。
それで、あたし等、人間だったらいいな。
そんでもって式森和樹のメイドに・・・・・っあれ?
どうしてあたしあの人間のことを・・・・これってなに・・・・)」
四人は死の間際に共通の事を思っていた。
すると、一陣の風が吹きパンテーラ達を拘束している鉄の鎖と蔓が切断され
パンテーラ達は受けたダメージの影響でその場に倒れ風が吹いた方を見る。
カーボン「な・・何事だ!!!!!!」
風が吹いた方向。倉庫の扉を見ると・・・・・
???「倉庫の貸出料金を貰いに来ました〜〜〜」
今は、夜しかも雲が空を覆っていてカーボンのいる立ち位置では乱入者の顔が見えない。
しかし、聞いたことある声に警戒する。
カーボン「何の様だ!貴様は!!!!」
???「だから、貸出料金を頂きに来たって言ってるだろ・・・だけど・・・・」
空を覆っていた雲が少しずつ消え月明かりで乱入者の顔が少しずつ見えていく。
和樹「料金はお前等の命だけどな。」
カーボン「お前は!!!!!」
扉の内側に立っている乱入者は風見学園の制服を着ていて
腰に差している刀を抜き肩に置いている式森和樹だった。
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