お姫様
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顔は龍騎の手を離れ、倉庫の奥へ消えていった。
『ガードベント』
ナイフで突くスイムスイムに対し、龍騎はドラグレッダーの胴体を模した盾をぶつける。両腕に装備されたそれは、二つ重ねることでスイムスイムの凶器を防いだ。
逆に押し返し、スイムスイムの勢いは完全に消された。
「……っ」
スイムスイムは、しばらく龍騎を睨む。やがて戦いを続けることよりも、当初の目的を実行することを決めたようだった。
「命を奪わなきゃ……マスターを殺さなきゃ、お姫様になれない……」
「おい、お前何言ってんだ!?」
龍騎の言葉など聞かず、スイムスイムは地下へ潜水する。まるで魚のようにコンクリートを飛び跳ねながら、マスターの後を追いかけていった。
「アイツ、本当に何考えてんだよ……!?」
龍騎は慌てて、彼女のもとへ走った。
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