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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
《真相解明》崩壊した世界で刑部姫とこの先生きこのるにはどうしたらいいですか?
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ちゃんゴッホちゃん。
ああ、多分そういうことだ。休憩っていうのはそういうことだ。
「…。」
「お兄様…行きましょう。今日は2匹揃って可愛がって貰えますよぉ?」
「今日は何してもらえるんだろう…お散歩かなぁ?それともまたあの時みたいに…。」
そういって2人は仲良く階段を上っていく。
とまぁそんな光景を見せつけられれば、
姫
(
わたし
)
も思う。
まーちゃんも、
姫
(
わたし
)
とシたいだろうなぁって。
でもまーちゃん、監視する限りオナニーもしてないっぽいし…まさか
姫
(
わたし
)
が死んだせいで性欲消えた?
…そんなわけ、ないよね?
そうして2階から聞こえる肉のぶつかる音と甘い声をなるべく耳に入れないようにし、
姫
(
わたし
)
は同人誌のチェックをするのだった。
?
「あのさ…ヤバいって。」
まーちゃんに会うまで数日前。
北斎先生の家にはいつものメンバーが集合していた。
「ついカッとなってつかみかかっちゃったんだけどさ…探偵さんもうヤバいよ。」
「な、何がどうヤバい?」
「相当こじらせてるぞ。アイツ。」
武蔵ちゃんのマスター、大和さんがそう言った。
こじらせてるとはつまり
「達観しているようだがそれはあくまでフリだ。物事の全てに諦めがついている。」
「と、言いますと…?」
「いつ命を投げ出してもおかしくない。無茶な依頼を受けるのも、死に場所を探しているのかもな。」
「ええーっ!?」
まーちゃん、メンタル的にヤバいっぽい。
「元はと言えば刑部姫!あなたが悠長に漫画なんか描いてるから!」
「違うんですぅ!これは大事なことなんですぅ!!」
確かに武蔵ちゃんの言う通りなのかもしれない。
ここは漫画なんか描かないで、もう感動的な舞台を整えるだとかドラマチックにしたいだとかくだらないこと考えてないでまっすぐ会いに行けば良かったんだ。
あ、ちなみにここまでの経緯は話してある。
「ともかく本はちゃんと渡せたが…後はどうなるか…。」
「そっか!本だ!」
彼らが同人誌を渡してくれたことを思い出し、iPadを手に取る。
液晶に映っているのは折り紙蝙蝠越しに見えるまーちゃんの姿。
あるページで手を止め、泣いてる。
ありえないくらい泣いてる。
多分あのパロディ、予想以上に効いたっぽい。
「…。」
生前描いた同人誌(大嘘)の中にあるメッセージで泣かせよう作戦は成功した。
しかし、不安になることもある。
「効きすぎでしょ…。」
まーちゃんが想定よりもずっと泣き叫んでいる事だ。
もしかしたら本当に、
姫
(
わたし
)
の後を追ってしまうのではないかと思うほどに。
そうして訪れたのが、あの日だ。
?
「そしたらさ、おっき
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