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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
《真相解明》崩壊した世界で刑部姫とこの先生きこのるにはどうしたらいいですか?
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うとしばらく監視を続けるとまーちゃんが帰ってきたのはとっくに日が変わった深夜だった。
まーちゃんはそのままシャワーを浴びることなく、ネクタイをその辺に投げ捨てご飯も何も食べすそのままベッドに倒れ込み、動かなくなる。
「…。」
言えることとすれば、
姫
(
わたし
)
がいた時とはまるで違う生活をしていた。
「まーちゃん…。」
会いたい。
会ってただいまと言って抱きしめてあげたい。
でも、その前にこれを完成させなきゃいけない。
「よし!」
気合いを入れ直し、
姫
(
わたし
)
は同人誌を描くことにした。
それから、
同人誌自体は完成したのだけれど
「納得いかねぇ…だろ?」
「えっ。」
「顔に書いてある。こんな出来じゃねぇってナ。」
完成した同人誌を読んでいた際、北斎先生にそう言われた。
確かに、そうだった。
「うん…もうちょっと…どうにか出来ないかなって。」
「なら描き直すか!零から!」
「えっ!?」
気に入らないのなら最初から作り直す。
さも当たり前かのように、北斎先生はそう言った。
「え、いや…でも…。」
「納得いかねぇのなら納得いくまで描けばいい。そんな中途半端な作品渡されても、探偵殿の心にゃ響かねぇヨ。」
「北斎先生…!」
「任せナ。おれもマイもこういうことはしょっちゅうサ。」
そういって、
姫
(
わたし
)
の同人誌作製は伸びに伸びた。
?
まーちゃんに会うまで、10日前くらい。
荒んだまーちゃんを監視しながら同人誌を描き、舞ちゃんの美味しいご飯をご馳走になってついおかわりしちゃったり、たまに家にやってくるフォーリナーの皆様と仲良くしたりそれなりに過ごしてきた。
そしてついに
「できた…!」
結局、1ヶ月以上かかってしまった。
しかし完成した同人誌は史上稀に見るクオリティ。
姫
(
わたし
)
こんなの描けたんだ。すごい。
とはいっても、これは
姫
(
わたし
)
だけの作品じゃない。
「本当にありがとうございましたァ!!」
「いいよ。僕達はあくまで好きで手伝っただけだもん。」
「そんなことないない!北斎先生や舞ちゃん、ゴッホ先生がいてくれたからこそ!!」
北斎先生、舞ちゃん、さらには助っ人として舞ちゃんがもう1人の神絵師、ゴッホちゃんを連れてきた。
最強のアシスタントの協力があったからこそ、できた作品なんだ。
「にしても疲れた。おれはちょいと休憩するヨ。」
「はい、おつかれさまでーす。」
そうして、北斎先生は二階の部屋へと向かっていった。
あと、
「マイ、ゴッホ殿。」
「「!!」」
「マゾ犬兄妹に頑張ったご褒美だ。久しぶりに仲良く二匹とも躾てやる?」
北斎先生が去り際にそういうと顔を合わせる舞
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