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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
《真相解明》崩壊した世界で刑部姫とこの先生きこのるにはどうしたらいいですか?
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だから、反抗した。
1生に1度あるかないかくらいのやる気で、反抗した。
内側から全力で反発して、折り紙の支配権を奪い返して、その一部をまーちゃんに明け渡したりした。
その時の(わたし)はよくやったと思う。うん。普段はやる気がないだけ。
本気を出せば人権鯖にも遅れをとらないくらいすごくなるんだ。刑部姫は。

で、無事に神代正義を倒したまーちゃん。
憎き正義は死に絶え、気が付けば知らない場所にいた。
真っ白というか透明で、どこまでも空が続いてそうでなんかアニメとかでよく見るような…ああそう、ウユニ塩湖みたいな場所。
ともかくそんな場所に、(わたし)は倒れてた。

「…あ、死ぬんだ、(わたし)

気だるいような気持ちいいような、
ぽかぽかとした優しい暖かさに包まれながら(わたし)はそう悟る。

夢、叶えたかったなぁ…。
それよりもまず、まーちゃんを独りぼっちにさせてしまった。
きっとまーちゃんは泣くだろうし、今まで以上にひねくれるだろう。
だって、
自分で言うのもなんだけど、最高の相棒を失っちゃったんだから。

ごめんね。
そう言いたいけど、もうその言葉は言えないし伝えることも出来ない。
死んでもいいかなぁとさっきまで思えたけど、まーちゃんに対する後悔で胸の中がいっぱいになって、何とか出来ないか足掻こうとした。

その時だ。

「ここにいましたか。」
「…?」

誰かが、来た。
馬に乗った誰かが、(わたし)を見下ろしている。
誰だろう…ここから見るとおっぱいでっかすぎて顔が見えない。
やがてその人は馬から下りると片膝をつき、

「さぁ、帰りましょう。愛すべきマスターの元へ。」
「え…?」

そう言われた。
意味が分からなかった。
帰る?まーちゃんのところに?どうやって?
だって(わたし)は死んだんだ。帰れるわけが無い。
ありえない。そうやって否定しようとしたけどまーちゃんに会いたい。
そう思った時には、その人の手を取っていた。

「あ、ありがとうございます…。」
「しかし…どういう事でしょう?」

起き上がらせてもらい、お礼を言う。
なんだろうこの人は、目の前に立たれるだけでものすごいプレッシャー。
以前依頼で武蔵ちゃんが戦ったあのアルトリアオルタに似ているけど、方向性のまるで違う雰囲気。
なんだろう…オルタが闇ならこの人は…光的な?

「あなたはあの時、神代正義と言う男に取り込まれ、共に消滅するはずだった。」
「え、そうなん…ですか?」
「ええ。そうなると女神とはいえ助け出すのは至難の業と思いましたが…。」
「女神…?え!?女神!?」

思い出した。
このランサーアルトリアは女神様だ。
世界がこうなって、|姫《わた
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