144 冬田の我儘
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案外厳格な所があるんだと改めて知る事となった。三河口に怒鳴られて冬田はさらにすすり泣いた。
「健ちゃん、もうやめなさい」
「はい、すみませんでした」
ゆりの言葉で三河口は引き下がった。その際に大野に尋ねる。
「大野君、君からも冬田さんに一言言ってやれ」
「え?俺?」
大野は何を言おうか迷った。
「冬田、あんまり我儘言うんじゃねえよ。フローレンスだって困ってんじゃねえかよ。自分の命じられた事ちゃんとやれ」
「大野君、うん、そうよねえ」
冬田はすぐ様立ち直った。
「冬田さん、大野君が相手だと素直になるね・・・」
「ああ、他の相手だと泣いて我儘になるのにブー・・・」
かよ子とブー太郎は冬田についてそんな会話をしていた。
(そういえば杉山君も私と違う班だったな・・・)
かよ子は殆どの人と関わりを避けている杉山が気になった。
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