143 機械の攻略法
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い!!』
別の声がした。
「どうやら通信機器も持たせていましたようですね」
「ああ、此方から没収してこの二人は監禁しよう」
イマヌエルは足立と吉村を別の場所に移動させた。
かよ子は目が覚めたその時、窓から朝日が差し込んでいるのを確認した。
(この世界にも朝、昼、夜はあるんだね・・・)
かよ子は自分が住む世界と遜色ないと感じた。ただ異なる点はこの世界に辿り着く者は自分がいる世界で平和を願っていた者や人の為に徳を積んだ者という事である。
「ふああ〜」
かよ子は欠伸をしながらベッドを出て顔を洗い、そして着替えた。勿論、あの杖は忘れずに持って部屋を出た。
「あ、かよちゃん、おはようっ!」
杯の所有者・安藤りえと遭遇した。
「あ、りえちゃん!ってあああ!!」
かよ子はは振り向くと共に足を滑らせて転びそうになってしまった。
「もう、おっちょこちょいね」
りえの友達二人も現れた。
「おはよう、二人共」
「あ、みゆきちゃん、鈴音ちゃん、おはよう!」
「お、おはよう・・・!!」
「今日からだね」
「うん」
「兎に角、広間に行きましょう」
皆は広間へと向かった。
「おはよう、君達」
「長山君!」
かよ子は長山と会った。
「君達も出発だね。僕はここに残る事になるけど、健闘を祈るよ」
「うん、長山君はこの場所を守る役割なんだよね。頑張ってね!」
「ああ、ありがとうな」
皆は広間に到着した。夜の宴と異なり、朝はきっちりとテーブルと椅子が並んであった。そこにナイフやフォーク、パンやライスと和洋問わず様々な料理が置かれている。
「おはようございます。皆様」
その場にフローレンスはいた。
「フローレンスさん!おはようございます」
「皆様、どうぞ、お好きな席にお付き下さい。朝食は皆が揃いましたらですよ」
「はい!」
皆は適当に席に着いた。多くの選ばれし者が広間に入り(一名そうでない者がいるが)、席に着く。三河口は同級生や旧友、知人達と同席しており、さりは姉のありとゆり、そして姉妹達の母と同席し、組織「義元」の皆もまとまって席に着いていたが、大野と杉山は離れて座っていた。
(大野君・・・。大野君の隣へ座るチャンスだわあ!!)
冬田は大野の隣の席を狙った。駆け足で大野の隣の椅子の背もたれに手を付けた。
(やったわあ!)
「ふ、冬田!?」
大野は冬田が隣に来て驚いた。
「お、お、おはよう・・・大野くうん・・・」
「おお・・・」
冬田は大野の隣に座る事ができてもじもじした。フローレンスが挨拶を始める。
「皆様、おはようございます・・・。あら、一人いませんわね?」
「ま、まる子じゃ、まる子がおらん!」
「さくらももこちゃんですわね。分かりました。私が起こして参りましょう」
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