第六十五話 心配していてその二十三
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「あそこの東ね」
「ええ、あそこは大教会はないけれど」
「大きな教会あるのね」
「あそこもね。そこの子なのね」
「ええ、ただご両親のことは言われても」
それでもです。
「あまり親戚のことお話してくれないわね」
「そうなのね」
「だからどうした子かは」
そのことはです。
「私あまり知らないわ」
「ご家族のことからは」
「ご両親のことは聞いてるけれど」
何でも共働きで普通のサラリーマンと公務員とのことです。これだけ聞いたら別におかしなところはありません。
「これといってね」
「おかしなことはないのね」
「ご両親はね」
「じゃあ他の親戚の人とかね」
「何かあるかしら」
「そうじゃないかしら。あと他の人間関係で」
「そういえばね」
また思い出したことがありました。
「大叔母さんをかなり慕ってるわね」
「そうなの」
「何か実のお祖母さん位に」
「そのことはいいことね」
「凄く可愛がってもらってるって言ってたわ」
いつも笑顔で言っています。
「お祖父さんの上のお姉さんでおみちの人で」
「そうなのね」
「ようぼくの人でね。もう一人お祖父さんのお姉さんがおられて」
この人のこともいつも楽しそうにお話します。
「その人にもよくしてもらってお祖母さんが四人いるいえ三人いるって言ってるわ」
「三人?」
「そうなの」
確かにこう言っていました。
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