初音島編
第十二話 学園生活
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和樹が学校へ向かっているとき、初音島の港に一人のメイドがいた。
そのメイドは青いメイドの服を着ており髪はロングで青髪が美しい。
青髪のメイドは懐かしそうな顔で周りを見ていた。
???「この島に来るのも久し振りですね・・・この島に私の・・・
この世でたった一人の私のご主人様が・・・・・あの日約束を交わした私のご主人様・・」
長髪で青髪のメイドは荷物を手に歩き出す。
自分のこの世でたった一人のご主人様に会いに・・・・・・
一方和樹はいつも通りの桜が左右に並んでいる通学路を歩き風見学園に向かっている。
この時和樹は一週間前の事を思い出していた。
一週間前リーラ達と暮らしだした初日の登校日に・・・・
〜〜〜回想中〜〜〜
和樹「それじゃボチボチ行くか。」
リーラ「分りました。さっそく部下に用意させます。偵察班を編成して先行させ、進路上の障害を確認の後、本隊を出撃させます。和樹様には装甲車両に乗っていただき、万全の態勢で登校していただければ・・・・」
和樹「イヤイヤ!!そうじゃなくてな・・・・
んな大名行列みたいなことしなくて大丈夫だって。」
リーラ「ですが安全を確保しませんと万が一のときの対処が・・・・」
和樹「ただ学校行くだけだから・・・」
リーラ「では護衛の人数を減らします。四班編成にして周辺警戒をすれば・・・・」
和樹「だからそうじゃねぇって。普通にすればいいんだよ。
ただ学校行くだけなんだし。」
リーラ「・・・・護衛車両をつければ安全かと。」
頑なに和樹に護衛をつけたがるリーラに和樹は少し困っていた。
和樹「・・・・リーラは俺の頼みを聞いてくれないのか?」
咄嗟に出た言葉だったが意外にも効果は絶大であった。
リーラは黙り、しばらく考え込んだ。
リーラ「申し訳ありません。出過ぎた真似をしました。」
深く頭を下げる。
リーラ「和樹様の望みをかなえるのが務めにもかかわらず、差し出がましい態度に出るとは、メイドの本分にもとります。お詫びのしようもございません。」
和樹「何もそこまで言わんでも。」
リーラ「わかりました。和樹様それではこれをお持ちになってください。」
回想終了。
そう言って渡されたのが・・・・・
和樹「これだもんな〜〜〜〜」
和樹の携帯についているモップのストラップ。
実はこれモップの柄を取ると屋敷中に非常警報が発令するようになっている。
なにか危険な事があったらこれで知らせことができる。
これだけではなく和樹には一応ある程度目立たないよう護衛が付いていた。
ちなみに和樹もどういう風に護衛が付いているかはある程度は把
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