第四百六十九話 【継続】強くなる少女達その十二
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「だからな」
「それで、ですね」
「強くなっていますね」
「このままいけば」
まさにとだ、松倉はさらに言った。
「スサノオにもな」
「勝てますね」
「そこまで強くなりますね」
「グロンギにもな」
当面の敵である彼等にもというのだ。
「かなり楽に勝てるな」
「最初は実感なかったですが」
こう言ったのはレーベだった。
「今ではです」
「実感出来てきているね」
「やっと」
「それは何よりだよ、それじゃあね」
「これからもですね」
「訓練をしていこう」
「そうさせてもらいます」
レーベは松倉に笑顔で応えた。
「どんどん強くなるなら」
「それならだね」
「やりがいがあります」
「その意気だよ、人間は無限に強くなるから」
それでというのだ。
「さらに強くなろう、そして強くなると」
「はい、何かです」
レーベはさらに話した。
「広く遠くまで見える気がしてきました」
「そうそう、ただ戦いに強くなるだけじゃなくて」
松倉はレーベの言葉を受けて彼女に笑顔で話した。
「精神的にもね」
「強くなってですね」
「人間的な成長も成し遂げられるから」
だからだというのだ。
「訓練は」
「つまり修行ですね」
蒼龍はその話を聞いて松倉に述べた。
「訓練は」
「同じ意味だよ」
松倉も否定しなかった。
「精神面で言ったらね」
「そうですね」
「人間的に成長しますと」
ここでだ、こう言ったのは飛龍だった。
「そのことも大きいですね」
「大きいどころか」
椿が答えた。
「それ自体がね」
「スサノオに勝つ力ですか」
「そうなんだ、ただ戦闘力が上がるなら」
それならというのだ。
「それだけだけれど」
「人間的に成長しますと」
「その上がった戦闘力を上手に使える様になるからね」
「力の使い方がわかって」
「その方が大きいと言えるね」
こう飛龍に述べた。
「本当にね」
「そうですか、それでは」
「私達は人間的な成長も目指していきます」
飛龍だけでなく蒼龍も応えた。
「そしてそのうえで」
「訓練をしていきます」
「今もね」
「休憩時間が終わりましたら」
「また訓練に戻ります」
「ランニングもサーキットトレーニングもして」
「鍛錬を積みます」
「それとなのですが」
ベルファストも言ってきた。
「重桜の方々が言われていますが」
「どうしたの?」
みのりが応えた。
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