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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きこのるにはどうしたらいいですか?
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そこにはれっきとした彼女の文字で、こう書かれていた。
『姫の好きだった町をよろしく
名探偵まーちゃん。
君のサーヴァント、もとい相棒より』
?
翌日。
休暇を取るよう広海さんにきつく言われたが、依頼が舞い込んだので俺は仕事に赴く。
今回は近くにある廃墟ビル、そこで洗脳弾の取引が行われるらしいので阻止して欲しいとの事だ。
情報も不確かだし、依頼人の名前も一切不明だがこれ以上洗脳弾が流通してあの時のように誰かのサーヴァントが奪われるようなことは繰り返して欲しくない。
そして今回は、協力人として隣町からあの狩井 暮馬と巴御前がやって来てくれた。
「久しぶりだな、探偵さん。」
「ああ。」
「あまり眠れていないようですが…体調の方は大丈夫でしょうか?」
「あー問題ない問題ない。俺これがデフォだからさ。」
町の前に集合する俺、暮馬に巴さん。
ちなみに刑部姫がいなくなった事だが、気を使ってるんだろう。
それ関係のことは、この2人は何も言わない。
「でもさ探偵さん、少しくらいは休んだ方が…この前だって張り込みで三徹したって聞いたぜ?」
「いいんだよ。部屋で引きこもってるより働いてた方がいいんだ。」
「そっか…そうかもな…。」(昔はそんなこと…言わなかったのによ。)
暮馬がなにか言いたそうな顔してるが聞かないでおく。
あっちも言えばどうなるか分かってるし俺自身もなんて言いたいのか分かりきってるからだ。
「しかし、たまには仕事のことなど忘れ一日中げえむに没頭すると言うのも」
「巴さん…!」
「あ、い、いえ…申し訳ありません…。」
暮馬が小声で巴御前を注意する。
ゲーム、か。
もう俺の部屋にはないんだわ。
あいつがよくやってたから、思い出しちまうから売っ払っちまったんだ。
「いいよ、気にしてないんで。ともかく俺は休む訳にはいかねぇのさ。この町を泣かせるやつは許さねぇし、それにこの町をよろしくなんて頼まれたからさ。」
そう言っていると、町の方から自警団がやってくる。
彼らもまた、今回の依頼は大規模になると見て俺が協力を要請した者達だ。
「よし、準備も整ったみたいだし行こーぜ。」
「あ、ああ…。」
銃を取りだし、弾の確認をして俺は歩いていく。
場所はここからそう遠くはない廃墟ビルだ。
道中何があるか分からないので、全員に用心しておくように伝えた。
「…。」
その背中を、じっと見つめる暮馬。
「暮馬さん。」
「ああ、分かってる。探偵さんは無理してるよ。」
心配そうな顔をするも、自分には何もしてやれない。
悔しさ、そして何も出来ない自分へ対する怒りはどうすることもできない。
「この町を泣か
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