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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ捌
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た!!1度逃げて、また力をためて帰ってきてやる!!あばよクソマンコ共がよォ!!」
舞の友人であるアビゲイルがそう叫ぶ。
それと同時にアルトリアは槍を持ち、そのヘドロを瞬時に蒸発させようとしたが
「女神様!!」
「?」
それを止めたのは、舞だった。
「何です?」
「あの…あいつをこの世界に連れてきたのは…僕の責任です。だから、僕にやらせてください。」
「…。」
そう言われ、アルトリアは少し考えた後、
「分かりました。いいでしょう。」
その槍を下ろす。
彼女の目の前にいるのは舞だけではなく、北斎やアビゲイル、楊貴妃にゴッホと舞についてきたフォーリナー達。
「これで償いきれるかなんて分からない…けど、僕とお栄ちゃんは…あいつにトドメを刺さなきゃいけないんだ!」
「そうですか…なら。」
そう言って彼女は頷き、黒いヘドロに沈んで消えた葛城恋の追跡、もとい撃破を彼らに任せた。
「あなたもまた、幸せを求めてこの世界に来たというのに彼一人に台無しにされてしまった。非常に残念でしたね。」
「ううん…でも僕は今幸せです。この世界に来れたからこそ、こうしてたくさんの友達が出来た、たくさんのフォーリナー達とも仲良しになって、こうしてお栄ちゃんの妻にもなれた。」
「…。」
「だから、感謝してます女神様。この世界のことも、あなたの事も。それと…みんな。」
そうしていると、舞達の目の前に大きな扉が現れる。
おそらくアビゲイルが出したものであり、これは世界の外側、すなわち恋の逃げた先に繋がっているんだろう。
「ありがとう。僕、絶対あいつを倒して、必ずお栄ちゃん達と帰って来るよ。」
ギギィと重い音を立てて扉が開く。
その先は真っ暗で何も見えず、冷たい風が流れ込んでくる。
ったく大変だな。
俺たちの最終決戦は終わったってのに、こいつはこれから最終決戦ってワケだ。
まぁでも、こいつの事だ、きっと帰ってくんだろ。
だから俺は、こうやって言う。
「行ってこいよ。んでぶっ殺して帰ってこい。皆で鍋パする約束してんだからよ。」
「うん。」
そして、舞と愉快なフォーリナー達は扉へと飛び込み、消えていく。
こんなこと、任せていいのかと思ったが女神様は満足気な顔してるし、いいんだろう。
「おい。おっきー。」
「なに?」
さて、さっきから女神様のプレッシャーにやられずっと俺の後ろにいるおっきーに声をかけてやることにする。
「これで、終わったぞ。」
「うん。終わったね。」
手を繋ぎ、俺達は歩き出す。
俺も、女神様にはお礼を言わないといけないしな。
まぁこんな世界にしてくれて何様だてめぇコノヤロウって気持ちはあるが、もうこの際俺はどーでもいいや。
「なぁ、女
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