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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ捌
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いなさそうだが、しかし。
「無理はしない方がいいでしょう。でないと副作用で子供に戻るのでは?」
「…っ!」
直後、膝をつく大和。
確かリミッター解除した後は副作用で身体が縮むとか言ってたがこの女神、それすらも知ってんのか。
「お前…どこまで知って」
「全て。少なくともここにいるあなた方とあなた方のサーヴァント、全ての存在、経緯は知っています。あなたも、あなたも、そしてそこのあなたがイレギュラーな存在であり、外の世界から来たことも。」
「…!」
今度は舞のことすら言い当てる。
「さて、無駄話はおしまいにするとして、」
そうして女神は最後に礼をして踵を返すと、倒れたままの葛城恋に向き直った。
「起きろ。」
「げぼぉ!?」
そして容赦なく腹に蹴りが叩き込まれる。
肺から空気を無理矢理吐き出され、妙な声を上げ奴は軽く吹き飛ばされた。
「ぐ…げほっ!げほ…っ!!」
「立て。これからマスターが目覚める中、貴様はこの世界を蹂躙し、穢した。その罪は万死に値する。」
「どうして…おれさまは…おれさまは…!!」
よたよたも立ち上がる恋。
もうなんの力もない。
彼は文字通りなにもなく、そして女神の前に立たされた。
「この槍で貴様を一思いに葬るのは簡単だ。だが、それでは割に合わない。貴様を恨みながら死んでいった者、呪いながらこの世を去ったものの魂が報われないのだから。」
「いきなり現れて偉そうなこと言ってんじゃねぇぞクソマンコ野郎!俺様は」
「何度その妄想にすがりつく?貴様はもう…王ではない。」
女神の冷たい言葉に、恋は凍りつく。
「現実を見ろ、後ろを振り返れ。貴様の辿った道には何がある?何を生み、何を育んだ?お前の通った後にあるのは死。草木の生えぬ荒地だ。」
「…。」
「貴様ごときが
魔術王
(
ソロモン
)
を易々と名乗るな。知っているか?圧政を敷き、邪智暴虐の限りを尽くした王はどのような末路を辿るのか…。」
そこで葛城恋は、自分がこの後どうなるのかやっと気付いた。
「貴様には苦しんでもらう。少なくともこの世界で、貴様の手によって死んでいった魂が報われるまで。死ぬことは許さん。何百、何千、何万、その霊の罪を償うまで貴様に死は許されない。」
「…ひいぃ!?」
どっと出てきた殺気にやられ、腰を抜かす恋。
そのまま後ずさり、逃げようとしたが
「!!」
突然、やつの下に黒いヘドロのようなものが溢れ出た。
「何?」
瓦礫の間から滲み出てきた謎の液体。
それは葛城恋の身体を包むと、なんとどんどん沈みこんでいくではないか。
「このままじゃ逃げられる!彼、世界の外側に逃亡するつもりよ!!」
「ぶっはははは!神父様はまだ俺様を見捨てちゃいなかっ
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