スーパーロボット大戦OGs
0034話
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「また、なんでそんな辺鄙な所に」
「誰も興味を持たないような所だからこそ、私達シャドウミラーのような特殊部隊の基地として丁度いい」
そんなものか、と頷き納得する。
「分かった、3ヶ月だな。一応準備はしておく。特殊処理班として持って行くものは機体くらいしかないけどな」
「それもしょうがない。元々ここは仮初めの宿だ。持ちきれない程の荷物があっても困る」
持ちきれない程の荷物、ねぇ。
「レモンの技術班はそうなりそうな気がするけどな」
「ああ、確かに。レモンの研究室自体がかなりの荷物だからな」
ヴィンデルの言う通り、Wシリーズの研究もしているレモンは人間大のシリンダーを多数所持しているし、その中身が入っていたりするものがある。
この様子ではヴィンデルもWナンバーズの事を知っているのだろう。
「あぁ、そうだ。レモンの事で思い出した。アクセル、お前は明日から3日程休暇をやるからレモンのいるテスラ研まで行ってきてくれ」
「休暇? いや、嬉しいがなんでまた俺がテスラ研に?」
ここの所、任務やら訓練でそれなりに忙しい日々が続いていたし、今回判明したモントーヤ博士の事もある。骨休みしたかったのは事実だが、急にテスラ研に行けと言われても困る。
「レモンから転移装置の件でお前にも意見を聞きたいと言ってきてな」
「いや、意見って。本職のレモンが全くの部外者である俺にか?」
「どちらかと言うと、時流エンジンの研究者と親交の深いアクセルの意見を聞いてみたいらしい」
時流エンジンの研究者と親交の深い、ね。俺がレモンをテスラ研に出張させる時に使った転移装置と時流エンジンが似ているというのを覚えていたのか?
まぁ、実際にテスラ研には1度行ってみたいと思ってた所だし丁度いいと言えば丁度いいんだが。
「了解。出発は明日であっちに1泊して戻ってくる感じか?」
「ああ、それで頼む」
こうして、休暇に託けたテスラ研への短期出張が決まったのだった。
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