第八話 主として・・男として
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・おい・・・」
怒気を込めた声を出す。
その声に少し驚いた水銀旅団の面々は思わず後ずさんでしまう。
和樹「お前らの事情や楽しみとかそんなの俺の知ったことじゃねんだよ。
ただ・・・俺のメイド達を傷つける奴はどんな理由があっても俺は許さない!!!
なぜなら、俺が第五装甲猟兵侍女中隊の主だからな!!!!!」
リーラ「し・・・・式森様!!???」
和樹の事が心配で急いで第一次防衛線まできたリーラ。
今、和樹のもとへ到着しさっきの言葉を全部聞いていた。
人前では滅多に表情を崩さないリーラだが今回ばかりは目が潤んでいた。
これは嬉さから来るうれし涙。和樹が自分たちのご主人様になってくれる。
そう思うとうれしくて仕方がなかった。
ここが戦場にもかかわらずリーラは和樹に頭を下げる。
『自分たちのご主人様になってくれてありがとうございます』という意味を込めて。
和樹「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
全身に気を張り巡らせる。
水銀旅団兵E「あんなのはただのはったりだ!!!」
敵の隊長らしき男の言葉で水銀旅団の面々ははっとなり。
武器を構え和樹に向かっていくが・・・・・
和樹「・・・・・失せろ・・・・」
腹の底から冷えた声を出した。
和樹「おい、もう一度だけ言ってやる・・・とっと・・・・失せろ!!!!!!!」
大きな怒声を上げ刀を鞘に納めている状態の刀の剣先で地面を思いっきり突く。
どかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!
それによりまるで隕石が落ちたかのように地面が陥没する。
水銀旅団兵E「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
水銀旅団兵F「こ・・こわいよ!!!!!」
水銀旅団兵G「あ・・・あんなのに勝てるわけね〜〜〜よ!!!!」
数では明らかに水銀旅団の方が上。
いくら頭数をそろえても目の前の男には勝てないと彼らの本能が言っていた。
さっきまで偉そうに命令していた隊長が我先に逃げたすと他の兵たちも敗走を始める。
さっきまでは水銀旅団の兵が沢山いたのに。
今、和樹の前にはほとんどいない。
???「お・・・・お前達な・・・・何をしている!!!」
見るからに司令官らしい恰好をしている。
口ヒゲを蓄えたスマートな男が兵に命令するが兵は逃げる一方。
和樹「あいつが水銀旅団の指揮官か・・・よし。」
目にもとまらぬ速さで敵の指揮官の正面に立ち。
腰にさしてある刀を居合いの要領で抜き刀の剣先を首に突き付ける。
和樹「お前が指揮官か?」
迫力のある声で聞く。
この時点で・・至近距離で和樹の眼光に睨みつけられた時点で戦意を喪失している。
???「は・・・・は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ