第七話 守護するということの意味
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司令室でリーラが受けた報告は水銀旅団がこの城に
全軍で攻めに来ているというものであった。
昨日の昼に各地で活動をしている水銀旅団の部隊がこの島に集結。
これにより、兵力差は五倍になってしまった。
圧倒的な数で一気に自らの欲望を満たすのが水銀旅団の魂胆らしい。
その報告を聞いたリーラが隊長のメイド部隊。
第五装甲猟兵侍女中隊の全戦力を使って撃退する
ことを決める。
この後、リーラは和樹の部屋に行き和樹に『この城にいてください』と伝える。
それから、二時間後、城の中庭に重火器や自分の使いやすい武器で武装したメイド達が整列していた。そ
の中には当然ベルリネッタ・シェルビー・エスカレードもいた。
ベルリネッタは主を守る最強の大剣ガーディアンソードを持ち。
シェルビーは機械式大太刀を持ち。
エスカレードは左手にハンドガン右手にランスを持っていた。
そして、リーラが中庭に用意させた壇上に上がり出撃の命令を下す。
その光景を和樹は城の中から見ていた。
和樹「俺は何をやっているんだ・・・・・
あいつらがこれから戦おうって時に・・・・・俺は・・・・」
和樹がいまだに悩んでいたときに・・・・・
ドカ――――――ン!!!!
和樹「な、なんだ!!」
リーラ達が向かった方向から爆発がした。
おそらく戦闘が始まったのだろう。
和樹は眼を閉じ思い浮かべた。
自分に思いを伝えに来たメイド達の事を・・・・・・
メイド達の優しさと温もりを・・・・・・
そしてこの時和樹は・・・・決断する。
和樹「あいつらの思いに応えるためにも・・・・俺は・・・・」
ようやく迷いが晴れる。
壁に立てらせていた刀を腰にさし和樹は戦場へ向う。
大切な人達を守るために・・・・・・・
戦闘開始から二時間。
状況はメイド達の方が不利であった。
いつもの水銀旅団は人ことで言うなら欲望に忠実な集団である。
水銀旅団の大半・・・
ほとんどは綺麗な女の子やかわいい女の子の写真を撮るために集まった集団なのである。写真を撮りまく
り羞恥心を高め戦闘不能のするのが水銀旅団の上等手段だ。
だから、目的のためならどんなえげつない子ことでも平気で行うし、兵士一人一人の回復の早さも尋常ではない。しかも、水銀旅団は昨日の援軍が到着したことによっていつもより士気が上がっている。このことはリーラもある程度覚悟していたのだがここまでとは思ってもいなかった。
そして、戦場では・・・・
リーラ「まさか水銀旅団の士気がここまで高いとは・・・・・ネリー!!!」
ネリー「は、はい!!」
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