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まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人
出会い編
第一話 遭難と出会
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、主人から、中へお通しするように言われております」

和樹「はあ・・・・」

リーラ「ご案内いたします」

ゆっくりリーラの後に付いていくと扉の前に着いた。

リーラ「式森様、どうぞ中へ」

リーラが扉を大きく開けた。広い部屋の中に入った。椅子に座ろうとして危うくひっくり返りそうになっ
た。そこの中央にしつらえたテーブルに男がいた。欧州貴族の末裔みたいな老人だった。だが和樹がそうなったのはそんなことではない。
壁際に、ずらりと女の子が並んでいるのだ。

和樹「・・・・・・・」

三、四十人はいるだろうか。背の高さも髪の色もまちまちだが、皆十代後半から二十代前半のようだ。顔立ちの美しい娘たちが、身じろぎもせずに立っていて、和樹のことを待っている。驚くべきことに、全員が紺色の服を着ていた。彼女たちは一人残らず、メイドなのであった。それと和樹はあること気づいた。

老人「いや、よく来てくれた。さあこっちへ」

茫然としている和樹に、老人が言った。最初に出てきた眼鏡のメイドが、椅子をひいてくれた。メイドがなれた手つきで紅茶を注ぐ。老人にはリーラがついていた。彼はいかにも嬉しそうな表情だった。

老人「この島に男はわししかいなくてね。若い人は大歓迎だ」

和樹「はあ・・・・・・」

老人「ゆっくりしてくれたまえ。寝室は用意させる」

和樹「どうも・・・・」

和樹はメイドたちを見渡した。

老人「彼女たちは、この屋敷の使用人でね、わしがこの島に移る前から雇っている者たちがほとんどだ。
よく働く、有能なメイドだよ」

和樹「それにしては多くないですか?」

老人「百五十はいるな」

和樹「ひゃ、百・・・・五十」

老人「わしのメイドたちは少ないほうだぞ。
同士の中には五百人ほど雇っている者もいる。」

和樹「(そんなにメイド雇ってどうすんだよ・・・・メイド王国でも作りたいのか?)」

老人「疑問に思っているみたいだな」

和樹「・・・・そりゃまあ」

老人「若い君は知らないかもしれん。私はMMMの会員なのだよ」

和樹「は?なんですかそれ」

和樹はそんな名前の組織は聞いたことがなかった。

そんな和樹に老人MMMがどういう組織なのかを説明した。

その後、和樹は遭難したことを話した。

老人「そのことは知っている。実は君の乗機を撃墜したのは、わしたちなのだ」

和樹「はあ?」

紅茶を吹き出しそうになった。

老人「本来なら、到着地の島に船を出して、君を迎えに行くはずだったのだ。ところがこの島は敵に備えて警戒態勢に入っていてな。つい敵機と誤認して射撃をしてしまった。もうしわけなかった。」

つまり和樹はこの島の住人、しかもメイドとその
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