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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
不味いポーションは死ぬほど不味いらしい
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干し、
「! 効いて来た! しかもうまい! この桃の味!」
と叫んでいた。
味自体は季節にとれる高級品の味を思い出しながら作ったので、みずみずしく果汁が噛むとあふれ出て甘く芳醇な香りのするあの【もも】のイメージだ。
どうやら異世界人の口にもあったみたいだ、と俺が思っていると、そこで目の前でその冒険者を取り巻いていた一人の男が、その冒険者にぷすっと注射をした。
そうするとすぐに昏倒して、そのまま今度はその冒険者を連れて、ギルドのベッドのある場所に連れていこうとしているようだった。
そこで注射をした人物と俺が目が合うと彼は、
「暴れた時用の麻酔薬です」
「……ソウナンデスカ」
短くそう会話して彼も去って行った。
なんでこん睡させたのだろう? そういえば前にコジローがと俺が思い出そうとしていると、
「こん睡させないとすぐに調子に乗って冒険に行くからな。優秀な俺のパーティの一人でもあるんだが、すぐ調子に乗る。まああれは不味いポーションを飲むのに暴れた時用だったりするがな」
「そうなんですか。でもそんなにポーションは不味いんですか?」
「そうだぞ? 死ぬほど不味いぞ。むしろ死んだ方がましと思う不味さだぞ」
と真面目に俺はダイトに返されて困惑した。
ただあれを作った時、女神さま達も大騒ぎをしていた気がする。
作った当時、ポーションが美味しい事にそんな大騒ぎすることなのかと思った記憶がある。
そしてどう作ったのかを再現してその魔法、つまりは紙に俺のチート能力で描いた魔法を分析したらしいのだが、驚くほど均一で太さも同じで所々細い線も微細なレベルでずれが無く、吐息などのも含め、線を描く人間からくる不純物要因すらも? 無くて、その他色々な要素が素晴らしく【安定】だから実現した相当高度なものだから味がいいらしい。
微妙な線のずれとかそういったものがポーションの味に影響しているそうだ。
それの影響がほとんど無い所か操って味や香りをつけまで簡単にできるあたりが、異世界人の
固有魔法
(
チート
)
の異常な凄さであり想像もつかない部分であるらしい。
もっとも出来るのだから、この世界の人間でもいずれ再現できる魔法の一つであり、何故か女神様直属の神官たちが乗り気で研究していた記憶がある。
よほどこの不味いポーションは重要な課題だったのだろう。
俺がそうんな風に一人納得しているとそこでダイトさんが、
「まあれだが、一応はパーティーメンバーの一人だからな。下手すると純粋な力技に関しては俺もかなわないし」
「ギルドマスターなのに自分より強い人を?」
なんとなくギルドマスターというと全てに秀たりする強い人間だったりしそう……このダイトという人も見ているとそんな気がすると思っ
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