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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
焚火-カタルシス-
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だ。
そう思い、彼は礼をして踵を返し、部屋を出ていこうとしたが…
「おい。」
「はい!まだなにか…」
代表に呼び止められ、振り向く。
何かまだあるのだろうかと思い返ってきた答えは
「死ね。」
武器。
いつの間にか自分の腹部を貫通している武器。
槍、刀、矢など様々な武器が突き刺さっていた。
「なん…で?」
現状に脳内の処理が追いつかず、何が何だか分からないまま彼は倒れる。
「俺様の命令より自分の命を優先したんだろ?そんなやついらねぇから死ね。あと追いかけてたサーバントの名称も能力も結果的にわからなかっただぁ?そんな無能は『葛城財団』にはいらねぇから。消えろ」
「そん…な。」
代表のプライドは、恐ろしく高い。
故に、葛城財団において失敗は1度も許されない。
失敗すれば使えないものと見なされ、代表の率いるお気に入りのサーヴァント達にこうして"処分"される。
「やだ…いや、だ…。」
逃げようともがく、
べったりと血の跡を床に引きながら、這う。
しかしそこで代表のサーヴァントが現れ、串刺しにして彼を床と縫いつけた。
そこから1ミリとも動くことが出来なくなり、ただ死にかけの虫のように手足をばたつかせる。
「おいおい、とんだ困ったちゃんだな。」
代表の方にはいつの間にか何十騎ものサーヴァントが。
皆服従の証として体の至る所にピアスやら、屈辱的な刺青が彫られていた。
全て女性であり、どんなに崇高かつ、気高い英霊だったとしても彼女らは荒い息づかいをし、代表の下半身へと群がっている
その姿に、面影はまだあるもののかつての"らしさ"はどこにもない。
「そんなに俺様のチンポが欲しいのか?だったらあそこの"ゴミ"を綺麗にしてからだ。ほら。」
代表が手を払うような仕草をすると、サーヴァント達は一斉に散る。
そして皆、各々の武器を持ち実働部隊の1人であったゴミに向かって武器を突き立てる。
何度も、何度も、何度も、何度も。
最早原型の分からない肉片にまでなると、サーヴァント達は少しの嫌悪感を見せずどこかへと持ち去る。
おそらく、文字通りゴミを捨てに行ったんだろう。
「宮本武蔵…か。」
残ったサーヴァント達に性欲の処理を命じさせ、代表は一人にんまりと下品な笑みを浮かべる。
「いずれこいつも、そしてこの世のサーバントは全て俺様のモノになる。それまで精々無駄な足掻きでもしてるんだな。」
葛城財団代表、葛城 恋
彼の目標は全ての女性サーヴァントを自分のモノにし、性奴隷にすること。
そう、財団の存在意義はひどく低俗で、そしてひどく自己中心的なものであった。
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