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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
焚火-カタルシス-
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頑張るよ。」
そしてこれからも俺は武蔵ちゃんに鍛錬と称して一方的にしばかれるのであった。
?
日本のどこか。
山かもしれないし海辺かもしれない。
そこには高層ビルが立ち並び、都会を凝縮したような場所があった。
その中央に位置する、ひときわ高いビル。
入口に書かれているのは『葛城財団本部』の文字。
そう、
ここは葛城財団の所有する土地。
ビルは全て財団が建設したものであり、部署ごとに分けられている。
多くの研究員が行き来し、また研究室にてこもりうちこんでいるのは主にサーヴァントに関する研究だ。
ここ、葛城財団に所属する者は大きく二つに分けられる。
前述したサーヴァントを研究する科学者達。
そして、サーヴァント達を捕らえる為に全国あらゆる場所に向かう実働部隊。
その実働部隊の1人は、中央のビルの最上階へと呼び出されていた。
「で、そこからおめおめ逃げてきたわけか。」
「申し訳なくありません…!ですが彼らの強さは異常なほどで…!」
高級そうな革の椅子にふんぞり返る財団代表に土下座を決め込んでいるのはそう、
昨日陸とステンノを襲撃した者の1人であり、そして大和に見逃してもらったあの男だった。
「そうか…それとその武蔵ってやつはその付近にいたもう一つの部隊も蹴散らしたって情報もあるしな。お前の言う通り強いんだろう。」
「…!」
代表がデスクの上にあるパソコンのキーボードに何かを打ち込み、にんまりと笑う。
ボサボサの髪に脂ぎった顔。腹に溜めた脂肪のせいではち切れそうなワイシャツ。
その上に白衣を羽織ってはいるがそれは何かで赤茶色く汚れており、清潔感の欠片も感じさせない男だった。
彼こそが
葛城 恋
(
かつらぎ れん
)
。この葛城財団を創設した代表であり責任者。いわゆるトップだ。
「そこマンコのマスターは白髪だって言ったな?」
「はい、そうです。それに赤い刀を携えておりマスターにしてはかなり強く…。」
「そんだけ特徴もありゃ目立つしすぐに見つかるだろう。そいつらは財団に脅威を及ぼす危険人物としてリストに登録しておいた。」
「…!ありがとうございます!!」
危険人物リスト。
主に葛城財団の活動を邪魔するもの、財団の栄光を脅かす者はそこに登録される。
今登録された大和と武蔵だけではない。そこには数多くのマスターやサーヴァントが登録されている。
これは実働部隊全員に通達され、発見した場合最優先で排除もしくは連行することが命じられているのだ。
「さて、これでこいつらはマークされた。精鋭相手にあと何日もつだろうな…!」
「それでは代表!私も妥当武蔵の為に戻ります!」
自分の得た情報は概ね伝えた。
代表は満足そうにしていたし、あとは汚名挽回するだけ
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