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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第134話
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〜カイエン公爵城館・正面ロビー〜



「其方は確かリィン達と共にいた……」

「あっ!クレアをぶっ飛ばした槍の人だ〜。」

「き、君なあ……他にももっと言い方があるだろう?」

リタの登場にラウラは目を丸くし、リタを指さして声を上げたミリアムの言葉にマキアスは冷や汗をかいて呆れた表情で指摘した。

「フフ、レンも言っていたけど、まさか本当に貴女が彼らに力を貸しているなんてね。」

「ったく、セリカ達の事はいいのかよ?」

「ふふっ、主にもちゃんと許可をもらっているから大丈夫ですよ。」

苦笑しているシェラザードと呆れた表情を浮かべたアガットに話しかけられたリタは微笑みながら答え

「えへへ、”影の国”以来だね、リタちゃん!――――――という訳で再会の印にギュッと抱きしめてもいいかな!?」

「アハハ……いいも何も既に抱きしめているじゃないですか……」

アネラスは嬉しそうな表情でリタに話しかけた瞬間凄まじい速さでリタに近づいてリタを抱きしめ、アネラスの言動と行動にリタは苦笑していた。



「ハハ、まさかお前さんが噂の”灰色の騎士”に力を貸しているなんて、俺もシェラザード達から話を聞いた時は驚いたぜ。」

「……他の遊撃士の方達もそうですが、ジンさんもあの少女と知り合いの様子ですが……彼女は一体何者なんですか?」

懐かしそうな表情を浮かべてリタに話しかけたジンの様子を見たエレインが不思議そうな表情でジンに自身の疑問を訊ねたその時

「可憐だ………」

「ふえ……」

「またかよ………」

酔いしれた表情を浮かべながらリタを見つめて呟いたアンゼリカの言葉を聞いたトワは呆け、クロウは呆れた表情で溜息を吐いた。

「愛らしさを残しつつ、どことなくアダルトな雰囲気を纏ったアンリエット君とも並ぶ人形のような可憐な容姿……!白銀の髪と衣装の色に合わせつつも、ギャップ萌えを忘れないその槍!まさか1日にトワやティータ君と並ぶ二人もの天使と出会えるとはっ。君がレン皇女殿下の話にあったリタ君だね?さすが私の事をよくわかっている、レン皇女殿下だ!アンリエット君共々モロに私の好みをついているじゃないか!――――――という訳だから、アネラスさん、私も加わらせてもらうよ!」

「うん!二人で仲良くギュッとしようね♪」

「ア、アハハ……どうやら貴女はアネラスさんやエオリアさんの”同類”のようですね……」

アンゼリカは興奮した様子で声を上げた後リタに駆け寄ってアネラスと二人でリタを抱きしめ、抱きしめられたリタは冷や汗をかいて苦笑し、その様子を見守っていたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。



「ほらほら、二人とも離れなさい。話が進まないでしょうが!?――
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