第134話
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、一体ジンさん達とフェミリンスさんはどんな凄まじい戦いをしたのかしら……?)
ある事に気づいたセドリックに訊ねられたオリヴァルト皇子は呑気に笑いながら答え、静かな表情で呟いたミュラーの言葉にアネラスは苦笑しながら同意し、シェラザードとアガットは疲れた表情で溜息を吐き、ジンは苦笑し、リタは微笑み、オリヴァルト皇子達が口にしたとんでもない事実にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中エレインは困惑の表情でジン達を見つめた。
「エ、エステルがセリカさんやサティアさんと”契約”って……サティアさんはまだ想像できるけど、セリカさんはさすがに想像できないな……」
「ア、アハハ………というか、サティアさんの魂と同化しているママもある意味、サティアさんと”契約”している事になるんじゃないかな〜?」
「う、う〜ん……実際、サティアさん専用だった神剣の天秤の十字架をサティアさんの代わりにあたしが使わせてもらっているから、ミントの推測も強ち間違っていないかも……それはともかく、皇太子殿下とクロウさん……だっけ?バルクホルンさんからその二人が”巨イナル黄昏”による”強制力”で”相克”を行う事をさせない対策―――――リィン君達みたいに”神の加護”をして欲しいって話を聞いたエイドスがこれを二人に渡してくれって。」
リタの話を聞いて思わずその光景を思い浮かべたヨシュアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、苦笑しながら呟いたミントの言葉に同意したエステルの言葉にアリサ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ある事を思い出したエステルは荷物から二つの腕輪を取り出した。
「これは……腕輪……?」
「まさかとは思うが、そいつが”神の加護”の代わりなのか?」
エステルが取りだした腕輪を目にしたセドリックは首を傾げ、クロウは困惑の表情で訊ね
「見た目は普通の腕輪ですが、エイドス―――――”空の女神”の”神気”によって形成されたものですから、古代遺物―――――いえ、”神器”と言っても過言ではない逸品ですわよ。」
「ア、古代遺物どころか、”神器”って……!」
「……確かにその腕輪からはとんでもない聖なる霊力が感じられるわね……」
「そうね……もしかしてこの腕輪に込められたエイドス様の”神気”によって”巨イナル黄昏の呪い”による”強制力”を防げるのでしょうか?」
フェミリンスの説明を聞いたエリオットは信じられない表情を浮かべ、セリーヌは目を細め、エマは真剣な表情でフェミリンスに訊ねた。
「そう聞いていますわ。―――――エステル。」
「うん。―――――はい、エイドスからは二人とも肌身離さず着けておくようにだって。」
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