第134話
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「ハハ……セリカさんの事を心から慕っているリタ君らしい理由ではあるね……」
「つーか、帝国軍の連中は”政府に従うのが当然という教育をされているだけ”なのに、セリカ達の”敵”認定された帝国軍の連中は哀れすぎだろ……」
リタが口にした説明を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中トワは複雑そうな表情でリタを見つめ、アッシュは鼻を鳴らし、オリヴァルト皇子とアガットは疲れた表情で呟いた。
「フフ、争いによって”死者”が出る事を嫌う皆さんの考えも決して間違ってはいませんね。――――――ですが今回の件――――――”巨イナル黄昏”を解決するには、”元凶やその周りの者達を討たなければ、後の災厄になるのは明白”です。戦争も終盤に入りかけているのですから皆さんもエレボニア――――――いえ、”ゼムリア大陸の為には元凶達を討たなければならないという覚悟”をそろそろ決めた方がいいと思いますよ?」
「そ、それは………」
「…………………」
リタは苦笑した後アリサ達を見回して指摘し、リタの指摘にトワが複雑そうな表情で答えを濁している中アリサは辛そうな表情で黙り込んだ。
「それでは私はこれで失礼しますね。」
そしてリタは城館の方へと去っていった。
その後エステル達と別れたアリサ達はカレイジャスに乗り込んでオルディスから去って行った――――――
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