第68話 気がついたら空の上
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!」
「はぁーい、強制起動システム正常、リンクユニットフル稼働。」
赤い球体みたいな物が激しく反応し始める。
「さあ、蘇るぞ!無限の力『無限の闇』!!我の記憶が確かなら、その姿は『大いなる翼』!名前からして戦船か、あるいは対外強化装備か………」
「こんなのですか?」
ピンクの髪の少女が俺を指してくる。
何か夜美が叫んでいるおかげで気づかれずに近くに転移出来たと思ったけど………
「おお!なかなかカッコイイではないか!!」
「そうか?流石夜美、分かってるじゃないか」
『ブラックサレナは結構怖がられますからね………』
「確かにカッコええなぁ………」
「私には良く………」
リインフォースには早いみたいだった。
「って貴様誰だ!?」
「今更かよ夜美………」
『流石夜美様、ツッコミが鋭い』
「我は夜美などという名前ではない!!我の名は偉大なる王、ロード・ディアーチェだ!!」
「私の名前はキリエ・フローリアンです。よろしくね、迷い人さん」
「!?お前………」
「まあいい。ともあれこの偉大な力を手にする我等に負けはない!残念だったな子鴉とそのお供、そして………」
「どうぞお好きに」
「………ロボット」
「もっと捻ろうぜ」
「やかましい!!とにかく甦れ!そして我が手に収まれ!!忌まわしき無限連環機構、シスエムUーD、砕け得ぬ闇よっ!!」
そう夜美が叫ぶと、赤い球体から声が聞こえる。
「ユニット再起動………無限連環機構作動開始。システム「アンブレイカブル・ダーク」正常作動。」
「お……おおお?」
「はいっ?」
「え……?これって……」
「可愛い女の子じゃねえか」
俺の言った通り、現れたのは金髪の女の子。
確かに禍々しさを感じるがどこにでもいそうな女の子だ。
「ちょっと王様?システムUーDが人型しているなんて、聞いていないんですケドォ!?」
「むぅ、おかしい。我が記憶でも、人の姿を取っているなどとは………いや、それを言うなら、我々も元々人の姿などしておらんわけで………」
予想外なのか夜美も混乱しているみたいだ。
害意は感じ無いから悪い子ではないと思うんだが………
「あ………取り敢えず、『砕け得ぬ闇』やから………ヤミちゃん?」
あー、はやてちゃんそれだと俺が困るから止めて欲しいんだけど………
「ヤミちゃん!?」
「視界内に夜天の書を確認………防衛プログラム破損、保有者認証、困難………」
「あ、あの、こんにちは。現在の夜天の書の主、八神はやてです!」
「待てぇーい!うぬら、なんたる横入り!起動させたのは我ぞ!」
混乱が解けたのか我に返ってはやてに注意する夜美。
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